S そもそも、今やジャンルって概念自体が機能しなくなってると思うけどな。それよりも(音楽が持つ)エネルギーのほうが重要というかさ。少なくともWARGASMにとってはそうだね。だから、SLIPKNOTもTHE PRODIGYも好き!みたいなのが普通なんだよ。自分の中ではその2つのバンドのエネルギーは昔からまったく一緒で、ただパッケージが違うってだけ。
M そう、コアの部分が同じだから。
S まさに。原材料も素材もすべて一緒なんだ。あの剥き出しの爆発力というか、ひたすら攻めて攻めまくる感じとか!だから、ジャンルとかどうでもよくて。エネルギーの部分でしか判断してない。自分の中ではWARGASMはSLIPKNOTやTHE PRODIGYと完全に同じ系譜だしね。
M 今やジャンルってこと自体が絶滅しつつあると思うのよ。いい意味でジャンルをねじ曲げて、いろんなところから影響を引っ張ってきて、そして独自の路線を切り開いてる人が多すぎるでしょ?だから、何かを正確に捉えるなんて不可能っていうか…アートとか音楽に関してジャンルで括って語るのは、今の時代にはもはや不可能だと思うわ。そんな時代にWARGASMみたいなバンドが登場するっていうのは、ある意味、当然の流れのように思う。
S 自分から「ウチらはメタルです」、「エレクトロ・メタルです」とか宣言し出すと、そこに縛られてしまうしね。