智絵里「うさぎさんにチョップしたらタイムスリップしてしまいました」
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1
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:09:44.47 ID:2c4OR7u90
気がついたら目の前には。
どこかの本で読んだような未来都市、のような町でした。
その無機質な灰色の空が、わたしの不安を煽り立てるようで。
呆然としているわたしの腕の中で、抱いたままだったうさぎさんが、わたしの胸に顔を擦り付けてきていました。
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・あるボカロ曲のパロディですが、一部展開が異なります
・オリキャラが登場します
・一部アイドルが老けたり死んだりしています
・生死にかかわる内容を扱うので重いかもしれません
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2
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:13:59.45 ID:2c4OR7u90
智絵里「ここは……。いったいどうして……??」
以下略
AAS
3
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:16:07.82 ID:2c4OR7u90
智絵里「えっ…と、さっきまで、わたしは――」
以下略
AAS
4
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:20:42.54 ID:2c4OR7u90
智絵里「う、うぅ、ぐす、うわぁぁぁん……」
以下略
AAS
5
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:24:26.28 ID:2c4OR7u90
そして、わたしは香苗さんと名乗るその女性に、職務質問――もとい、ことの次第を説明することになりました。
以下略
AAS
6
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:29:04.62 ID:2c4OR7u90
香苗「とりあえず、この時代の貴女の家族に会ってみれば解決すると思うわ。だって、50年もあれば、貴女は誰かに話しているでしょうから。対策を知っているはずよ」
智絵里「確かに、そうですね……。でも、どうやって……?」
以下略
AAS
7
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:32:44.76 ID:2c4OR7u90
香苗「さぁ、着いたわよ!」
以下略
AAS
8
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:37:16.26 ID:2c4OR7u90
しばらくして。女の子は、もっと年上――私と同世代くらいに見える――黒髪の女の子を連れて戻ってきました。
以下略
AAS
9
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:50:24.40 ID:2c4OR7u90
智絵里「……そうだよ。今まで会ってなかったみたいだけど……。……でも、今はわたしも来たばかりで、何もわからなくて」
美柑「……。そう……なの?」
以下略
AAS
10
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:52:10.00 ID:2c4OR7u90
香苗「あー……ごめんなさいね、だいぶ込み入った話になってたから、首突っ込む気はなかったんだけど」
以下略
AAS
11
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:55:10.02 ID:2c4OR7u90
美柑「わ、うさぎさんだぁ……!学校にもいるけど、触ったことはなかったんだ」
美柑「えへへ…よしよし、いいこいいこ……あはは、くすぐったいよぉ」
以下略
AAS
12
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 11:57:02.93 ID:2c4OR7u90
美琴さんが手続きをしてくれて、美柑ちゃんに手を握られながら通された病室の前。
そこには沈痛な面持ちをした、初老の女性と、わたしのお母さんくらいの年の女性が座っていました。
以下略
AAS
13
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 12:03:57.66 ID:2c4OR7u90
智絵里「それで、美穂ちゃんは……やっぱり、この時代の<わたし>から聞いてたの?わたしが来ること……」
以下略
AAS
14
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 12:07:42.88 ID:2c4OR7u90
???「ちょっと、お義母様……どうなさったんですか?」
以下略
AAS
15
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 12:10:14.69 ID:2c4OR7u90
智絵里「……えぇと、まずは、お礼が言いたいんです」
愛里「お礼……ですか?」
以下略
AAS
16
:
◆vNoifR2vNc
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2018/08/15(水) 12:14:05.45 ID:2c4OR7u90
愛里さんが涙をぬぐったハンカチをしまう頃。
美穂ちゃんが、愛里ちゃんよかったね、と言いながら切り出しました。
以下略
AAS
17
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 12:18:03.26 ID:2c4OR7u90
美穂「私たちは、最後のお別れのようなものは、もう済ませてあるの」
美琴「一か月もありましたから……もう心の整理はできています」
以下略
AAS
18
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 12:22:05.78 ID:2c4OR7u90
P「……愛里をみごもったおまえが、引退を決めて。愛里も無事に生まれて……幸せの絶頂だった時、俺はもっともっと幸せな家庭を作りたくて、いっそう仕事に打ち込んだ」
P「……だが、それは間違いだったんだろうな。……突然におまえがいなくなってから、ずっと心に穴が開いたようで……今日まで、後悔しない日なんて無かった」
以下略
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19
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 12:27:54.86 ID:2c4OR7u90
P「智絵里……いや、50年くらい前の智絵里……か。顔を見せてくれないか」
以下略
AAS
20
:
◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 12:30:42.70 ID:2c4OR7u90
気づくとそこは、昼間のうさぎカフェでした。
窓から差し込む光と、気持ちいいくらいの真っ青な空。
以下略
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