智絵里「うさぎさんにチョップしたらタイムスリップしてしまいました」
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◆vNoifR2vNc
[saga]
2018/08/15(水) 12:07:42.88 ID:2c4OR7u90
???「ちょっと、お義母様……どうなさったんですか?」
そうしてしばらくすると、その様子を椅子に座ったまま後ろからただ眺めていた、お母さんと同じくらいの年頃の――というよりも、お母さんによく似た女性が声をかけてきました。
美穂「あっ……ごめんね、智絵里ちゃん。この女の人は……」
智絵里「……愛里さん、ですね。わたしの……娘の」
美穂「……あたりっ」
なんとなくわたしの娘、という語感にはしっくりきませんが。
そう答えると、泣き止んでいた美穂ちゃんはいたずらっぽく笑いました。
愛里「智絵里って……そんな、まさか……お母さんの、冗談だと思ってた、のに……」
愛里さんは、美穂ちゃんと同じように驚きに目を見開きます。
未来のわたしって、そんなに信用されてなかったんでしょうか。でも、美穂ちゃんは待っててくれたんだけどな…。
智絵里「あなたが……愛里さん、なんですね」
愛里「はい……。おかあ、さん……。あの、なにから話したらいいか……」
愛里さんは、子供のわたしを前に、どうしていいかわからないといった表情を浮かべています。
わたしだって、突然会ったらそうなります。でも、車の中で考え事ができたので……ここに来るまでの間に、愛里さんに会ったらどうしようって、考えておくことができました。
わたしは、プロデューサーさんの家でのことを思い出しながら――ゆっくりと声をかけました。
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