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【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
- 247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]:2019/05/18(土) 17:51:30.15 ID:NsW8XzyZ0
- >>246(続き)
へえ、焼くところまではお前がやったのか。……生臭みがまるでない。下処理がしっかりしている証拠だな。
それに、ソースやマヨネーズ、香辛料なんかの風味に負けないほど、肉の旨味が強い。熟成の進んだ、いい赤身肉だ。
舌触りもいい。この焼き加減を掴むまで、長いこと練習したろう。
さっき言った、ジャンクちゃんの仕事の細かさも相俟って……うん。これはそこらの喫茶店では、ちょっとお目にかかれない逸品だな。
【戦術の考察に真面目に取り組む一方で、また、朔夜はサンドイッチに舌鼓を打ってもいた。こうしたオンオフの切り替えの早さは、彼女の長所の一つだ】
【「他のメニューもこのレベルなら、毎日でも通い詰めるだけの価値があるかも知れんな」と、気難しい彼女にしては珍しく、手放しの絶賛ぶりだった】
【ハイペースに食べ進め、お茶で喉を潤して、二つ目のサンドイッチに手を伸ばしながら、苦悩するドラに向かって「何にせよ、今ここで悩んでいたって何が始まるわけでも無いだろう」と事もなげに言う】
あれは民草の平和の為でない、支配者の為の法だ。管理する側にのみ大きな利がある。
異能力の性質や、萌芽や成長の切っ掛けなんかは、精神的なものに多分に左右される。その一切をこの世界から排除するというのは、言わば精神的な去勢も同然だ。
異能力という不確定要素を取り扱う権利を民衆の手から奪い尽くした、人間性の介在する余地のない管理社会。完全なる法の支配。まあ望みはそんなところだろうさ。
「異能という力は、それを持つに相応しいものの手にのみ握られるべきだ」──耳触りのいいお題目に包まれてはいるが、言っていることは、かつてのGIFTなんかの選民思想とそう変わらない。
「好き勝手していいのは、私たちとそのお仲間だけです」──つまりはそういう事。全く、お笑い種だ。
【無論、それは魔能制限法について楽観視しているという事と同義ではない。むしろ彼女はかの法律について、ひどく懐疑的な見方をしていると言ってよかった】
【そもそも、異能力やそれに類する要素の発露などというものは、往々にして当人にはどうしようもない、不可逆的なものである事が多い】
【そのような要因によって生き方に多大な制限を与えるということは、肌の色や髪の色を理由に他人に謂れなき差別の目を向けるのと同じこと。人の尊厳を丸きり無視した、ナンセンスな法案だ──】
……イスラフィール?
【聞き覚えのある名前を耳にし、朔夜ははたと首を傾げて「なぜ、そこで政治家の名前が出てくるんだ?」とドラに問う】
【政治の話で政治家の名前が出てくるのは至極当たり前なことだろうと言われれば確かにそうなのだが、これはそういう質問ではなく】
【水の国の上層部──「政治の世界」に深い関わりを持つ人間の名前を、なぜ政治に無縁そうなドラが、あたかも知り合いの事を語るように気軽なトーンで口にしているのか、という話だ】
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