不思議な女の子と、クリスマスイブを一緒に過ごした話。
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6
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:37:45.07 ID:zGU0K/8Z0
わたしは、担任から渡されたプリントの山を一瞥した。
机に積まれたそれらは、おおよそ一時間もあれば終わる量だった。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:39:41.08 ID:zGU0K/8Z0
教室にふたりきり取り残されたわたし達は、
しばらくしてすぐに書類の整理を始めた。
雑多に並べられたプリントを数字の順番にならべて、
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:44:46.47 ID:zGU0K/8Z0
「ねえ。どうして手を挙げたの?」と彼女は言った。
「え?」
わたしは思わずワンテンポ遅れて返事をした。
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:52:51.86 ID:zGU0K/8Z0
「早く終わらせたかっただけだよ」とわたしは答えた。
「終礼を?」
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:55:33.99 ID:zGU0K/8Z0
「そっちは?」とわたしは何気なく訊いた。
どうしてそんな風に話しかけたのか、
自分でも理解は出来なかった。
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:58:33.91 ID:zGU0K/8Z0
「んー。どうしてだと思う?」
「なにそれ? 自分のことでしょ」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:59:09.73 ID:zGU0K/8Z0
「あんた、自分の家族を殺したんでしょ?」
「……ん、まあね」
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:59:45.12 ID:zGU0K/8Z0
「カオナシ」と彼女は言った。
「はい?」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:01:01.01 ID:rKG8UjHE0
「べつに誰に何て呼ばれてもいいけど。なんか、悔しいよね」
「悔しいって?」わたしはそのまま訊き返した。
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:01:27.71 ID:rKG8UjHE0
「ねえ。冬休みは何するの?」
彼女は垂れ下がったきれいな髪を耳にかける。
「さあ。寝て起きて、たぶんそれだけ」
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:01:56.94 ID:rKG8UjHE0
だけど、そんなことに怒る素振りもなく、
なぜだかうれしそうな顔をした彼女は、
しばらくして、くふふと笑いはじめた。
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:03:24.47 ID:rKG8UjHE0
それからしばらく他愛ない会話をしているうちに、
いつの間にか、書類の山はすべて片付いていた。
「さて。雑用も終わったことだし、先生に渡してこようか」
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:04:03.71 ID:rKG8UjHE0
わたし達はそのまま教室を出て、職員室に足を運んだ。
プリントを提出した後は、下駄箱で「おわかれ」の挨拶をした。
「それじゃ、また明日」
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:05:34.69 ID:rKG8UjHE0
一旦ここまで。もうすこしつづきます・・・
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 09:41:56.48 ID:tn6qKCSu0
次の日から、彼女は教室で、わたしに話しかけるようになった。
「ちひろ。次の移動教室、いっしょにいこうよ」
以下略
AAS
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 09:58:25.84 ID:tn6qKCSu0
「ねえ。わたしたちって友達に見えるのかな」
「なにそれ?」
彼女は廊下でちいさく伸びをしている。
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 09:59:01.90 ID:tn6qKCSu0
その日、わたし達に話しかけてくる者は
ひとりもいなかった。
こんなにも静かな平日は、とても久しぶりに思えた。
以下略
AAS
23
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 10:05:33.87 ID:tn6qKCSu0
「もしかして、迷惑だった?」と彼女は言った。
帰り道のバス停には、わたし達以外は誰もいない。
「なにが?」
以下略
AAS
24
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 10:07:57.66 ID:tn6qKCSu0
「じゃあみんなは、私が怖いからちひろに近寄らなかったんだ」
「そうみたいだね」とわたしは言った。
以下略
AAS
25
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 10:08:35.25 ID:tn6qKCSu0
「授業を受けて、昼休みに本を読んで、
家に帰って眠って。毎日それしかやらないんだもん、つまんないよ」
わたしは目線を落として「かもね」と言った。
以下略
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26
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 10:09:01.79 ID:tn6qKCSu0
バスのなかで揺られるわたしの方を見て、
「よかったの?」と彼女が訊くので、
わたしは「うん」と一度だけうなずいた。
たしか、学校帰りに街へと向かうのは校則で禁止されていたはずだ。
以下略
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