不思議な女の子と、クリスマスイブを一緒に過ごした話。
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17:名無しNIPPER[saga]
2024/09/26(木) 00:03:24.47 ID:rKG8UjHE0

それからしばらく他愛ない会話をしているうちに、
いつの間にか、書類の山はすべて片付いていた。

「さて。雑用も終わったことだし、先生に渡してこようか」
彼女は椅子から立ち上がると、手を差し伸べて、
わたしは、それをしぶしぶ握りしめた。

「名前、なんていうの?」

「ちひろ」とわたしは答えた。

「ふふ、なにそれ。運命じゃん」

しろくてか細い、彼女の指先にぎゅっと力が入った。
わたしは「そうかもね」と照れ隠しに笑った。
ふしぎと悪い気はしなかった。





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