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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】
- 688 :ジョシュア・アーリントン ◆4J0Z/LKX/o [saga]:2019/05/21(火) 00:18:15.62 ID:QCTfu2cx0
- >>687
「おはようございます、コミッサー」
いつも通りになって帰ってきたイムカには、あらゆる邪念を消し去ったかのようなさわやか笑顔で対応。
これで良い。ジョシュアも偶にはタガが外れる時もあるが、それが常であることは好まれない。上官と部下とはかくあるべきなのだ。
……などと、女に手が早いとは思えないほど、ジョシュアはイムカに対して奥手な考えを持っていた。
それほどイムカに思い入れがあるか、あるいはこれが彼の本当の姿なのか。真実を知るにはまだ些か尚早である。
「了解、すぐ向かいます」
銃を仕舞うと洗面所へと向かい、手に付着したガンオイルを落として戻ってくる。
すると食卓に用意された朝食が目に映り、ジョシュアは意外そうな表情を浮かべた。
驚いた。イムカが食材を狙った形に切れるとは。ブツ切りにしようとすればみじん切りになるような、豆腐を切ろうとして圧壊させるような女性であるイムカが。
「でもママ、ジャガイモ切れてなかったよ……?」
が、そのカラクリはどうやら同行者にあったようだ。
すっかり流暢に言葉を話すようになったニュクスもまたエプロン姿で料理を運んでいた。
食材を切る工程で難儀したイムカのバックアップに回っていたらしい。同行させられたのはこの時のためだったのだろう。
「じゃ、いただきますしよっ?」
「あー……ついでにジョシュアもね」
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