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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】

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656 :ヘイズ [saga]:2019/05/15(水) 23:40:38.71 ID:AFn+AYLZ0
>>654
「味は激甘からピリ辛まで、ソース次第で何にでもなれる変幻自在、食品界の魔術師だ」
「中でも兄貴が作る激辛ミートタコは……うまい。ほっぺたが落ちそうなくらいうまい」

ヘイズは最近兄であるジョシュアと再会したが、永いブランクを挟んでもなお兄弟関係はギクシャクしていないようで。
メキシカン好きが高じてかよくジョシュアにテクス・メクスを作ってもらっているようだ。
声高らかにメキシコ料理への愛情を語りつつも、素知らぬ顔の大男の反応には少し寂しかったり。

「あのオッサンは聞いてないフリをしてるから、きっと中華党なんだ」

それから声をひそめると、ちびっ子二人に耳打ち。

>>655
「う、うおお……っ」

角砂糖を見るなり眼を輝かせるナル。謎の甘味を凝視する彼女をヘイズは物珍しそうに眺めていた。

「珍しいな、ナルが俺以外の人間に懐くなんて」

「こいつは……脚を無くして、素っ裸で死に掛けてるのを拾ったんだ」
「喋れないし、すぐに人を襲うし、ヨダレも垂らすけど……悪いヤツじゃない、俺には分かる」

一見して分かるかもしれないが、ナルは明らかに異能の作用と外部からの手術の果てにこのような状態へと変貌している。
元が人間だったのか、それとも初めから対異能生体兵器として設計された素体なのかは分からない。
しかし様々な修羅場を潜り抜けた上で、今安らぎに満ちた生活を送っている彼女の表情は、とても幸せそうなものだ。
657 :日常世界 [sage]:2019/05/15(水) 23:46:41.56 ID:wAy9r51v0
>>655
シュヴァイン
「いや、一度出直すのもありやもしれん。
 少なくとも今の暮らしを続けてたら素寒貧間違いなしだからな…」

盛大に溜息を吐くと炒飯をかっこむ大男。

>>656
ウイング「ほうほうほう…そうなの?」
パッパルデッレ「ほーほー……食に貴賎なし、おっさん金なし」
W&P「「でも美味い飯作るから良いやつ」」

餌付けは人知れず完了していた。

>>655>>656
シュヴァイン「よし、そうと決まったら荷物まとめるか、ほれ散った散った」

マジで帰郷するつもりらしい。
私物は少ないので半日程度で越境するだろう。
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