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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】
- 663 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/16(木) 22:33:40.31 ID:Q5if+MqPo
- >>662
「いっそ脱いで見るか?スカっとするかもしれんぞ」
と、軽口のひとつも叩いてみる。
地下トンネルもミュータントやレイダーなどの危険が溢れているが、
歴戦ゆえか、適度な緊張感を保ちつつも平静そのものである。
【キィ…キィ…と軋むレール音と足音の残響もあって、黙って歩いていると現実感が朧になりがちだ】
「こ…この世界は既に終末を迎え…我らは神に見捨てられ…(ブツブツ」
もっとも、キャラバンも商人と護衛だけで構成されているわけではない。
ブツブツと終末論者めいた事を言うばかりの半ば正気を失った者も混じっていたりした。
【と、まあ、紆余曲折あれど順調ではあったのだが――】
「このペースなら後30分もあれば…んっ?」
前方を見れば、何やらランプをグルグル回すガード連中が何やら作業をしていた。
「おっと、ストップだ。こっちのゲートなんだが軍(公式の軍ではなく北メトロ同盟の戦力)のキャラバンが足止めくっちまっててな。
すまないが、迂回してこっちの方に進んでくれないか?」
と、言われてしまう。迂回ルートを通った場合、到着まで15分ロスし45分となる。
【なお、これには疑わしき点は全くない。ガードがレイダーに化けていたりとか、こちらをハメようとする意図はゼロだ】
ただ単にたまたまヘタを掴んで、余計な手間をかけさせられることになった。それ以上でも以下でもない。
「………」
が、そんな中、クルトは銃の重みを今一度確かめていた。
たまたまロスが発生する。悪意もなければ何もない。が、長年の経験から良くない事は
大抵このようなパターンから這い出てくるという半ばパラノイアめいた確信からの行動であった。
「仕方ねえな。皆、こっちの路線を通るぞ」
と、キャラバンの仕切り役はそう言葉するのだった。
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