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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】
- 669 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/16(木) 23:38:11.16 ID:Q5if+MqPo
- >>668
「………」
ソーマタージの言葉もあって、一応の警戒を維持していたキャラバンであったが――
「………」
トンネルを進めば進むほど暗くなっていき、光源が殆ど役に立たず、
身体は水の中を歩いているかのように重い動きとなっていく。
「どういうことだろうな」
銃口を暗がりという暗がりにスイッチさせながら最大限の警戒をしていたクルトであったが、
何処に銃口を向けても敵性存在は影も形も見られない。
【キャラバンに随伴しているはずが、もう輪郭すら見えない。キィ…キィ…と進むレールの音だけが頼りだ】
いつの間にか、弛緩した話声は消えていた。が、存在感はある。皆、出口に向けて歩いている。
パニックを起こして消えたのは、先の狂人のみ。襲撃を受けてなお、全員が無事だ。足音も減っていない。
【何かが暗闇の中にいるのを強く感じることだろう。が、そこには何もない。が、すぐ近くにいる。もはや前は殆ど見えない】
【→ナイトビジョン:闇しか見えず。赤外線視野:真っ赤に染まるのみ−あらゆるサイバービジョンが闇のみを映す】
「………」
クルトは警戒しながらも思った。あの狂人が実は正しかったのではないかと。
最悪、キャラバンを見捨てて戻るか?…背後は既に黒い闇しか見えなかった。
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