ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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40:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:05:33.73 ID:ZxMTaX2QO
「行こう」
「う、うん……」

ルーモスと唱えて杖の先に光を灯し、ネビルと共に太いパイプを歩いた。暗く湿ってる。
まさしく大蛇の住処に相応しい陰気なパイプの底には動物の骨が大量に敷かれていた。
以下略 AAS



41:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:06:57.23 ID:ZxMTaX2QO
「ネビル、君がいるから僕は安心している」

ハリーは独りではなかった。
隣には震えるネビルが居る。
ネビルは努力を重ねている。
以下略 AAS



42:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:08:57.61 ID:ZxMTaX2QO
「ジニー!」

大きな広間に出た。そこにジニーが居た。
床に横になって、ぴくりとも動かない。
ハリーが駆け寄る。ネビルは慎重だった。
以下略 AAS



43:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:11:22.73 ID:ZxMTaX2QO
「日記……?」
「そう、日記だ」

ジニーの近くに日記が落ちている。
ハリーが盗まれた、あの日記だ。
以下略 AAS



44:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:14:22.83 ID:ZxMTaX2QO
「お前が、ヴォルデモート?」
「ほう? さすがにお前は我が名を恐れないか。誰もが恐れ、口にすることが出来ないよう、俺様が自分自身に名付けたこの名を!」

正体を明かしたリドルは不遜なハリーを鼻で笑いながら、自分を退けた要因を尋ねた。

以下略 AAS



45:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:16:43.91 ID:ZxMTaX2QO
「また火傷する気はないからな。お前は我が忠実なる蛇の王の餌食となって貰おう」

リドルが蛇語でバジリスクを呼んだ。すぐにハリーは目を閉じた。ネビルも目を閉じる。
バジリスクが寄ってきた。一か八か試そう。

以下略 AAS



46:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:19:31.54 ID:ZxMTaX2QO
「ええい、役立たずが! 目が見えないのなら音と匂いでポッターの息の根を止めろ!!」

リドルの命令に蛇の王は従わない。
しかし、バジリスクはもう1匹の獲物を見つけていた。じっと好機を伺っていたネビルだ。

以下略 AAS



47:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:21:53.59 ID:ZxMTaX2QO
「リドル、君の負けだ」
「はっ! あんな小僧に何が出来る!?」
「ネビルは強い」

ハリーはネビルを信じていた。本人よりも。
以下略 AAS



48:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:24:18.49 ID:ZxMTaX2QO
「ハリー……ジニーは無事かい?」

リドルとハリーの戦いが終わるのと同時に、バジリスクとネビルの戦いも終わった。
倒れ伏すバジリスク。しかし代償は大きい。

以下略 AAS



49:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:26:20.71 ID:ZxMTaX2QO
「ネビル・ロングボトム!!」

自分と似た境遇を持ち、それでも復讐に囚われないこの友は、ハリーの心の支えだった。
ハリーはネビルを信じていた。バジリスク相手でも無傷で勝利出来ると。しかし、彼はまだ若く、幼かった。あと少し、身長が高ければ。あと少し、腕や足が長かったならば。

以下略 AAS



50:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:29:18.89 ID:ZxMTaX2QO
「以上です、ダンブルドア先生」
「ご苦労じゃった、ハリー」

秘密の部屋から帰還したハリーはホグワーツに舞い戻ったダンブルドアに全てを語った。
ネビルが危うく死にかけたこともあり、ハリーは内心穏やかではなかった。
以下略 AAS



51:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:32:22.88 ID:ZxMTaX2QO
「みっともなく泣き喚いても、力を振り翳しても、それで解決する問題だけではない」

それでもそうすることしか出来なかった。
そうならないようにしようとしても、そうなってしまえばどうすることも出来ない時がある。

以下略 AAS



52:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:34:58.73 ID:ZxMTaX2QO
「ルシウスさん」

校長室から出たハリーが医務室へと向かうと娘の見舞いに来たルシウス氏と遭遇した。

「この日記は貴方の仕業ですね?」
以下略 AAS



53:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:36:43.56 ID:ZxMTaX2QO
「覚えておいてください」
「悠長なことを言ってられるのも今のうちだポッター! 君は焦らなければならん!!」

ルシウス氏は怯えていた。そして必死だ。

以下略 AAS



54:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:39:14.18 ID:ZxMTaX2QO
「やあ、ドラ子」

這々の体で逃げ出すルシウス氏を見送ってから、ハリーは目的のドラ子の見舞いをした。
マンドレイクの薬が完成したらしく、ドラ子の石化は解けて、隣のベッドでは頭に大きなたんこぶを作ったロンが、同じく石化が解けたハーマイオニーを見舞っていた。

以下略 AAS



55:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:40:41.46 ID:ZxMTaX2QO
すぐにジニーが目を覚まして、謝りにきた。

「申し訳ありませんでした」
「まったく、困った子ね」

以下略 AAS



56:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:41:19.70 ID:ZxMTaX2QO
" ヴォルデモートは、

僕の過去であり、

未来であり、
以下略 AAS



57:名無しNIPPER[sage]
2021/05/02(日) 16:07:23.83 ID:Za0vk2QNo
乙フォイ


58:名無しNIPPER[sage]
2021/05/02(日) 23:50:16.48 ID:zaAQQsWYo
このシリーズ好き。是非とも死の秘宝まで行って欲しい


59:名無しNIPPER[sage]
2021/05/04(火) 22:03:00.94 ID:FTxLAo77O
乙乙


60:名無しNIPPER
2021/05/07(金) 17:31:30.67 ID:gqGusC3CO
このシリーズいいわぁ
矛盾なく読めるんだよな


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