ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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53:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:36:43.56 ID:ZxMTaX2QO
「覚えておいてください」
「悠長なことを言ってられるのも今のうちだポッター! 君は焦らなければならん!!」

ルシウス氏は怯えていた。そして必死だ。

「あの方が力を取り戻せば、こんなものでは済まなくなる! にも関わらず、お前は強大な力を我が物としなかった! あの方に対抗する強大な力を何故得ようとしない!?」

ルシウス氏もドラ子を守ろうとしたのだろう。他はどうなってもいいから、ドラ子だけは救おうと足掻いているのだろう。きっと彼はヴォルデモートの力が増していることを知っていて、だから無茶な手段に打って出た。

「僕は僕のやり方でドラ子を守る」
「何も知らない若造が……!」

ルシウス氏が杖を抜いた。ドラ子を彷彿とさせる速技だ。やはり彼女の父親だと思った。

「エクスペリアームズ!」

だが、もう目が慣れた。なんならドラ子のほうが速かった。ルシウス氏の杖が飛んだ。
倒れ伏すと背後にスネイプ教授のむっつり顔が見えた。教授は鼻を鳴らして立ち去った。

ダンブルドアもあの人くらい過保護ならもう少し命の危険が減るのにとハリーは思った。


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