ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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41:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:06:57.23 ID:ZxMTaX2QO
「ネビル、君がいるから僕は安心している」

ハリーは独りではなかった。
隣には震えるネビルが居る。
ネビルは努力を重ねている。
ハリーにはない強さを持つ。
ただ彼は自信がないだけだ。

「いざとなったら、君が僕を助けてくれ」

助けてくれと、ハリーに言われた。
ネビルはずっと、誰かを助けたかった。
廃人となった両親のことを救いたかった。
しかし、起こってしまったことはどうしようもなく、この世には手遅れがあると知った。

薬草学を如何に極めようとも、失ったネビルの両親の心までは引き戻すことは出来ない。

だからネビルは身体を鍛えた。
もう二度と、誰かを失わないように。
ハリーも、攫われたジニーだってそうだ。

「うん……僕に任せて」

ネビルはもう震えていなかった。
油断なく、周囲に気を配り、ハリーの背後を守るように慎重に先を目指して進んだ。


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