ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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51:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:32:22.88 ID:ZxMTaX2QO
「みっともなく泣き喚いても、力を振り翳しても、それで解決する問題だけではない」

それでもそうすることしか出来なかった。
そうならないようにしようとしても、そうなってしまえばどうすることも出来ない時がある。

「理不尽です」
「左様。この世は理不尽で溢れておる」

リドルもバジリスクも不死鳥も、校長も。
全てが理不尽でハリーの敵で、敵わない。
ハリーには勝てない。負ければ友を喪う。

「備えるのじゃ、ハリー。ネビルに目をつけたのはさすがじゃ。君の目に狂いはない。しかし、先を見過ぎるあまり目の前のことを疎かにしてはならん。友に期待しすぎることも禁物じゃ」

悔しいなら、喪失が怖いなら、備えなければならない。ヴォルデモートの襲撃は続く。
友に期待しすぎるなとダンブルドアは言う。
妙に実感がこもっていて、自分自身の失敗談か、もしくは歴史的な裏付けがあるのか。

「グリフィンドールとスリザリンも互いに期待しすぎた結果、破綻したのでしょうか?」
「その可能性は大いにある。彼らは仲違いする前は唯一無二の友じゃったからのう」

グリフィンドールの剣に視線を落として、ダンブルドアはハリーの考察を肯定した。
ハリーとしては、女子トイレに通うスリザリンにグリフィンドールが不信感を募らせたのではないかと思うのだが、真相は誰にもわからない。


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