ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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43:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:11:22.73 ID:ZxMTaX2QO
「日記……?」
「そう、日記だ」

ジニーの近くに日記が落ちている。
ハリーが盗まれた、あの日記だ。
どうしてジニーがそれを持っている。

「どのような経路で手に入れたのかは知らないが、その小娘はホグワーツに入学したその日から、俺様にいろんな悩みを打ち明けてくれた。偉大なる魔法使いを退けた、ハリー・ポッターに懸想していることも含めてな」

ジニーは日記に己の悩みを吐露したらしい。
ハリーにも気持ちはわかる。自分の頭の中に収まりきらないことや、その時感じたこと、考察、思いなどを日記に書いたのだろう。

「そうして俺様は少しづつ、小娘の心を蝕み、傀儡にして、そして魂を得ていった」

文字通り、ジニーを生贄としてリドルはついに実体を得た。そこまでは理解した。
しかし、その先にある目的がわからない。

「現在に甦って、何をするつもりだ?」
「そうだな。まずは復讐を果たそうか」
「復讐?」
「そう。未来の俺様を退けたお前にな」
「未来の君を退けた……僕?」
「まだわからないか、ポッター? ヴォルデモートは僕の過去であり、哀れな俺様の未来であり、そして再び甦った現在なのだ」

指揮を振るようにリドルが奪ったハリーの杖で中空に自分の名前をフルネームを書いた。

Tom Marvolo Riddle

その文字の順序が置き換わっていく。

I am Lord Voldemort

トム・リドルは、ヴォルデモート卿だった。


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