環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
↓ 1- 覧 板 20
50: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 19:53:56.20 ID:5yCClcPC0
やちよ「そんなのは些細な事よ。もっと大きな視野を持って考えてみて。まず言えるのは、桜子さんはかなり強力な味方だと言う事。300年分の戦闘経験がある上に、キュゥべえの知識まである」
やちよ「そんな桜子さんがずっといろはの側に居れば、いろはは外的な要因で死ぬことは無くなるはずよ。普通に考えればね」
51: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 19:57:05.81 ID:5yCClcPC0
灯花「そしてね、キュゥべえはいずれ、タイムマシンの製造方法を知っている桜子の事に必ず気が付くよ。桜子の記憶を見ても分かる通り、キュゥべえは、タイムマシン製造に必要な負の質量の存在を感知できるから」
灯花「それでキュゥべえが桜子を無理矢理にでもハッキングしたら、タイムマシンがキュゥべえの手に渡っちゃう。そうしたら、魔法少女の因果の量をキュゥべえが思い通りにできる。いくらでも最強の魔女を作れちゃう。そうなってもやっぱり、人類はお終いだよ・・・」
52: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 20:01:02.53 ID:5yCClcPC0
ねむ「お姉さん」
いろは「んっ・・・?」
53: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 20:06:21.60 ID:5yCClcPC0
灯花「キュゥべえに知られる前に、桜子の存在を消すしかない、って」
いろは「えっ? えっ・・・・?」
54: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 21:51:16.00 ID:5yCClcPC0
やちよ「・・・・いろは、大体状況は分かってもらえたかしら」
いろは「そうですね、大体は・・・」
55: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 21:53:12.47 ID:5yCClcPC0
----------------------------------------
数日後 北養区の山の中
56: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 21:56:29.90 ID:5yCClcPC0
桜子「 |そんなに謝らないで。自分を責めないで。私はいろはのために頑張って良かったって思いたいから| 」
みふゆ「・・・・・・最後に何かあれば、今の内ですよ」
57: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 21:58:38.40 ID:5yCClcPC0
桜子「 |私の・・・物語を・・・かんがえて・・・くれて・・・・あり・・・・が・・・・ト・・・・・ゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ジワッ... ポタッ....
.....ピチャン
58: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 22:01:40.21 ID:5yCClcPC0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 柊桜子 626歳
59: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 22:08:13.34 ID:5yCClcPC0
アイ『 >|目が覚めましたか?| 』
桜子「 |えっ・・・?| 」
60: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 22:19:18.49 ID:5yCClcPC0
いろは「あ、あのっ・・・」
桜子「 |・・・?| 」グスッ...
61: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 22:33:40.09 ID:5yCClcPC0
いろは「それからの私は今までにないくらい苦労を重ねて(それでも桜子ちゃん程ではありませんが)、キュゥべえに『タイムマシンに興味はない』という意思を持たせたることができました」
桜子( |いろは・・・| )
62: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 22:37:08.46 ID:5yCClcPC0
いろは「なるほど、宝箱に入っている物は万年桜さんと親しかった人からの贈り物だったんですね」
いろは「あっ、なんかすみません・・・中に何が入っているのかずっと気になっていたものでして・・・」
63: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 22:41:31.02 ID:5yCClcPC0
いろは「この手紙を書いている私はもうすぐあの世に旅立ちますが、その前に、私はある “噂” を神浜の街に残しました。その噂の内容は―――
64: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 22:49:26.38 ID:5yCClcPC0
いろは「お手紙の続き読みますね」
いろは「噂は人から人へと語り継がれ間にその内容が少しずつ変わってしまうものです。そして私の残した噂は、具体的な場所や意味を示さない曖昧で抽象的な物です。普通に考えれば長い時間を待たずして噂自体が消えてなくなるでしょう」
65: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 22:57:01.59 ID:5yCClcPC0
いろは「あんまり面白い人間ではないですけども・・・。私は結構浮いるというか、そんな感じの人間なんです。流行っている物がよく分からなくて、クラスに馴染めなくって、疎外感を覚えることがあって・・・」
いろは「クラスメイトと一緒にお昼ご飯を食べたり、どこかに遊びに行ったりする時間はあっても、その時間を楽しいと思ったことはほとんどありません・・・」
66: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 23:03:51.87 ID:5yCClcPC0
桜子「 |・・・・・・| 」
いろは「・・・・////」ドキドキ
67: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 23:08:44.03 ID:5yCClcPC0
グル『 |桜子。感傷に浸っている暇はないグル| 』
68: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 23:19:43.77 ID:5yCClcPC0
69: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 23:21:04.84 ID:5yCClcPC0
ありがとうございました。
70:名無しNIPPER[sage]
2019/12/02(月) 07:38:03.29 ID:tlaGCYQZ0
乙
一気に読んじゃったわ、面白かった…
70Res/149.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20