環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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51: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 19:57:05.81 ID:5yCClcPC0

灯花「そしてね、キュゥべえはいずれ、タイムマシンの製造方法を知っている桜子の事に必ず気が付くよ。桜子の記憶を見ても分かる通り、キュゥべえは、タイムマシン製造に必要な負の質量の存在を感知できるから」

灯花「それでキュゥべえが桜子を無理矢理にでもハッキングしたら、タイムマシンがキュゥべえの手に渡っちゃう。そうしたら、魔法少女の因果の量をキュゥべえが思い通りにできる。いくらでも最強の魔女を作れちゃう。そうなってもやっぱり、人類はお終いだよ・・・」

やちよ「そうならないよう、桜子さんが最初にタイムマシンを完成させたときは、神様が私たちの味方をしてくれた。キュゥべえの時間遡行だけを邪魔していたから」

やちよ「でもそうやって神様に頼りすぎると、今度は神様の方が危険なのよね?」

灯花「うん・・・。桜子がタイムマシンを使う前のキュゥべえは、神様の存在を仮説に留めていたからまだ大丈夫だと思う。だけど今の桜子は神様の存在をはっきり記憶しちゃっている」

灯花「キュゥべえがそれを知ったら、神様の秘密を暴こうとするに決まってる。考えられる方法としては、地球とブラックホールの間を干渉遮断フィールドで覆ってしまうの。そうして時間遡行を邪魔する神様の存在を観測する。観測できれば干渉できる。干渉できれば制御もできる」

灯花「最悪は・・・神様さえもキュゥべえに支配される・・・・」

やちよ「そう・・・。だから・・・。いろはには寿命があって、そして今もいろはが二木市に命を狙われている以上、人類が生き残るために私たちにできることは・・・」

いろは「えっ・・・っ?! まっ、待ってくださいっ! それって・・・!」


灯花「キュゥべえに知られる前に、桜子の存在を消すしかない」


桜子「 |・・・・・| 」

いろは「何言ってるの灯花ちゃん!? 冗談はやめてっ!」

灯花「冗談・・・・?」

いろは「こんなのってないよ・・・! 死ぬより辛い苦労を乗り越えて・・・傷だらけになりながらも私に会いに来てくれたのに・・・! そんな桜子ちゃんが、結局は消えるしかないなんて・・・」

いろは「あっ、そうだっ、フェリシアちゃん! 桜子ちゃんのタイムマシンに関する記憶だけフェリシアちゃんに消してもらいましょう!」

ねむ「それは根本的な解決にはならないよ。タイムマシンの記憶が無くなっても、お姉さんの側にずっと居る、というウワサの内容までは変わらない。お姉さんが亡くなったら、桜子はまたタイムマシンを一から作り始める。途方もない時間を使ってでもね」

ねむ「果てしない牢獄に囚われる地獄を、また桜子に強いることになるけど、お姉さんはそれでもいいの?」

いろは「それはっ、だ、ダメッ、できない・・・・」

やちよ「記憶を消しただけでなんとかなるほど、事態はそんなに単純じゃないって分かってもらえたかしら・・・。そもそもフェリシアにそんな器用な記憶の消し方ができるとも思えないし・・・」

いろは「ううっ・・・・」

ねむ「・・・・・・・・・・」





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