環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
↓ 1- 覧 板 20
55: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 21:53:12.47 ID:5yCClcPC0
----------------------------------------
数日後 北養区の山の中
桜子「 |約束の木。万年桜| 」
桜子「 |ここはずっと青空で、草原は広くて、桜が満開で、お日様がポカポカして、暖かい風が気持ちよくて、鳥がチュンチュン鳴いている| 」
桜子「 |ここに居るときが一番落ち着ける。永遠に居ても苦痛じゃない| 」
桜子「 |ここが私の帰るべき場所。そして、還るべき場所| 」
桜子「 |果てなしのミラーズで、果てのない戦いを続けて辿り着いた先がここであるのならば、それは格別のハッピーエンド| 」
桜子「 |だからそんなに悲しそうに泣かないで、いろは| 」
いろは「うぅぅ゙ぅ゙ぅ゙っ・・・・・」ポロポロ....
やちよ「いろは・・・・」 ぎゅ・・・・
みふゆ「いろはさん、桜子さん。そろそろ始めます。いいですね」
桜子「 |うん| 」
いろは「うっ・・・うっ・・・・・・」グスグス....
みふゆ「これから桜子さんに意識を眠らせる幻惑を掛けます。苦痛は全く感じません。人が夜に眠るのとほとんど同じです」
みふゆ「力を抜いてリラックスしてください。眠気に身をゆだねてください」
みふゆ「やがて桜子さんの意識は途切れ、眠ることになります。眠りはどんどん深くなります」
みふゆ「・・・・・・永遠に目が覚めないほどに深く」
いろは「うゔっ、ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・こうすることしかできなくて・・・・」ポロポロ....
いろは「私たちが再開したあの日、ずっと私の側に居ていいって、私の方から約束したのに・・・」
いろは「約束が果たされるこの場所で、約束を破ることになるなんて・・・・」
いろは「ごめんなさいっ・・・ごめんなさいっ・・・・」
70Res/149.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20