ロード・エルメロイU世の事件簿 case.封印種子テスカトリポカ
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名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:24:43.10 ID:amUbMXcr0
だから、訊ねた。
「師匠、本当に行く必要があるんですか?」
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:25:35.44 ID:amUbMXcr0
「……とりあえず、説明をしよう。グレイ、こっちへ」
手振りで座る様に促された、師匠の隣へ腰をおろす。次いで、机の上に広げられた資料の一枚を師匠は示した。
それは1枚の絵だった。おそらく、手書きの物を印刷機でコピーしたのだろう。ところどころに掠れのような汚れまでもが映り込んでいる。
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:26:55.89 ID:amUbMXcr0
最大の誠意を見せることで、最大の見返りを期待する。
信仰とは対極にあるようで、しかしその実、両者は切り離せない関係にある。自教を信じれば不幸になる、などという宗教は存在しないからだ。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:28:01.63 ID:amUbMXcr0
「じゃあ、どうするんですか?」
「魔術師としての格はどう考えてもこちらの方が低いのだから、彼らと同じ方向で考えても同じ轍、いやそれ以下を踏むだけだ。つまり、我々は考え方を根本から変えねばならない――その内のひとつとして、こんなものを用意した」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:28:59.00 ID:amUbMXcr0
*
それから数分を掛けて行われた、師匠の計画の概要を聞いて、
「……まさか、そんな抜け道が」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:30:09.67 ID:amUbMXcr0
*
数日後、自分はメキシコの地をどうにか踏みしめることに成功していた。ふらふらとした、おぼつかない足取りではあるが。
「……大丈夫かね、レディ?」
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:31:09.22 ID:amUbMXcr0
しどろもどろに言い訳を探していたが、幸い、師匠の気は直ぐに逸れた。もっとも、それが全くもって『幸い』でなかったことは、すぐに知れることとなったのだが。
「いえーーーい! アイム・ナンバー・ワーン! ガオーーー!」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:32:35.44 ID:amUbMXcr0
その質問に、彼女は明確かつ簡潔に答えてきた。
「ヤガーって呼ぶなーーーーーーー!」
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:33:42.53 ID:amUbMXcr0
「10、9、8、5、4、2……」
だが唐突にカウントダウンが開始されたので、そんな猶予は無かった。
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:34:10.86 ID:amUbMXcr0
対照的に、警備員たちはこういう状況に慣れているらしかった。つまりは、共犯者が現れたらどうするか。
「なにぃ、ボスだとぉ!?」
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/21(月) 20:36:05.42 ID:amUbMXcr0
*
さて、トゥーンアニメか何かなら、一度逃げ切ってさえしまえば後のことはうやむやになる。
以下略
AAS
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