ロード・エルメロイU世の事件簿 case.封印種子テスカトリポカ
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1:名無しNIPPER
2020/09/21(月) 20:18:45.96 ID:amUbMXcr0
事件簿二次創作。最終巻までのネタバレあり

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2:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 20:21:06.47 ID:amUbMXcr0
「……大丈夫ですか、師匠」

「も、問題ない」

 どこかからどう見ても問題の"ある"様子で、自分の師匠であるロード・エルメロイU世は応えた。どう問題かというと、控えめに言って今すぐ死んでも「ああ、やっぱり」と納得してしまいそうなくらい生気がない。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 20:21:48.12 ID:amUbMXcr0

「うむ、シンデレラよ。死ぬ前にこの水を飲むと良いガオ」

「……あ、ありがとうございます」

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 20:22:27.23 ID:amUbMXcr0
          *

 切っ掛けは二週間ほど前に遡る。あの激動の冠位決議の後、スラーの再建が終わり、ようやくかつての日常が戻ってきた頃だった。

 いつものようにアパートに呼び出され、師匠が借りている部屋のドアの前で立ち止まる。髪を整える為だ。身だしなみではない。金色に変色した一房が誰の視界にも映らないように、フードの下へ掻きあげるようにして押し込む。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 20:23:14.08 ID:amUbMXcr0

「……それで、結局何の話なんです?」

 再び舌戦が再開されそうな気配を察し、先んじて質問をする。話の端々から判断するに、これまでの様な厄介事なのだとは思うが、師匠の方が積極的に介入しようとしているのは珍しい。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 20:24:14.32 ID:amUbMXcr0

「グレイ。今回は私と一緒にメキシコまで行ってもらいたいんだ」

「メキシコ」

以下略 AAS



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