1: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 01:49:47.60 ID:XmOu0iY50
猫好きの星君ともふもふ好きのペコちゃんが中心のSSです。
育成計画次元。
※星君が “猫” になっています。そうした要素が苦手な方は閲覧非推奨。
※CP要素はありません。
※視点が星君とペコちゃんでくるくる切り変わります。
※ペコちゃんに思いっきりもふもふしてもらいたいという>>1の願望でできています。
※猫好きな星君に猫になってもらおう!という深い理由も意味もなく、ただただ理不尽な理由でできています。
後先考えていないので、続けられるか不安しかない。
ゆっくり進行していきます。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 01:51:38.24 ID:XmOu0iY50
辺古山 「殺気を抑えられないということはこの先、強敵と対峙することになった場合、居場所を把握され形成不利となってしまう」
辺古山 「最近は、殺意を抑える訓練もしたほうがよいだろうかと考えている」
辺古山 ペコという、一風変わった可愛い響きの名前の女から発せられる気配は確かに、業物のように研ぎ澄まされた剣先を思わせる。
3: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 01:53:27.81 ID:XmOu0iY50
「……」
4: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 01:54:26.12 ID:XmOu0iY50
私を前にした動物は、私の殺気を恐れて一目散に逃げてしまう。坊っちゃん達の犬も、自分で飼っている文鳥でさえも、私を受け容れてくれなかった。
こんなことははじめてだ。もしかしたら、私の動向を伺っているだけで、動いてしまえば逃げてしまうのではないかとも思う。
けれども、私は賭けてみたい。この猫が、私に触れることを許してくれるかもしれないと。
再び、中腰になって猫に向かって手を伸ばす。期待と不安で手が震える。口が開いたままになって呼吸が荒くなる。今の私は人にみせられない酷い顔をしていることだろう。
5: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 01:56:34.59 ID:XmOu0iY50
「……」
6: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 01:57:13.72 ID:XmOu0iY50
(しかし、猫になっちまうとはな…部屋から出られねぇな)
(ずっとここでおとなしくしているつもりはねぇ)
この部屋の扉は内開き。しかもノブは押して引かなきゃならねぇタイプだ。今の姿じゃ、この部屋をひとりで出ることはできねぇだろう。
7:名無しNIPPER[sage]
2017/03/11(土) 09:40:18.75 ID:u3aNIPAQ0
見てるよ
8:名無しNIPPER[sage]
2017/03/11(土) 12:20:21.81 ID:nhShilgCO
星くん主役のSSは珍しいし期待
9: ◆AZbDPlV/MM[sage]
2017/03/11(土) 14:09:19.40 ID:XmOu0iY50
>>7
>>8
ありがとうございます! 流れも具体的に考えてないので、どうなるか自分でも解りませんが、ゆっくりやっていきます。
10: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 14:10:33.99 ID:XmOu0iY50
獄原 「ほ、星君! 大丈夫?! あ、あれ?」
王馬 「あー? なんだよゴン太ぁ。星ちゃんいないじゃーん」
(獄原と王馬?!)
11: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 14:11:34.29 ID:XmOu0iY50
『飛び込む気はねぇが、飯の用意は助かるぜ』
俺が言葉を発した瞬間、獄原の顔が明るくなった。
獄原 「わあっ! ペットは飼い主に似るっていうけど、声と喋り方まで似てるんだね!! スゴイよ!!」
12: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/03/11(土) 14:12:11.46 ID:XmOu0iY50
王馬 「いって!」
獄原 「えぇっ?!」
王馬が掴む力を緩めた隙に蹴りつけた反動をつかって脱出する。
13:名無しNIPPER[sage]
2017/03/11(土) 18:30:15.43 ID:F1o9Gs3A0
可愛い
14: ◆AZbDPlV/MM[sage]
2017/03/29(水) 13:45:02.28 ID:j7NoO1Lo0
星君と、猫星君のイメージ
i.imgur.com
近い内に続きも投下できたらなと思います。
15:名無しNIPPER[sage]
2017/03/29(水) 22:11:32.29 ID:DO+Kh5F1o
かわいい。待ってるよ
16: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/04/11(火) 13:02:18.51 ID:YNtF4pbK0
王馬 「うわぁ…猫缶食べてるー」
王馬 「マジで星ちゃん、人としてのプライド捨てちゃってるの?」
王馬 「もう獣じゃーん!」
17: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/04/11(火) 13:03:27.49 ID:YNtF4pbK0
猫…猫といえば、飼っていたあいつくらいしか…まさか…あいつの身になにかあったか?
『今は預けちまってるが…飼っていた猫くらいしか思い当たらねぇな』
獄原 「星君、猫飼ってたんだ! うーん…もしかして、その子になにかあったのかな?」
18: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/04/11(火) 13:04:43.01 ID:YNtF4pbK0
王馬 「星ちゃん、ゴン太泣かしたんだー。健気に星ちゃんのことを考えてるゴン太を泣かせるなんて、どうしてそんなヒドいことするのさ!」
『お前は少し黙ってろ』
俺の言葉自体は通じないが、鳴いて睨めば俺がなにを言っているかの想像はつくはずだ。とくにこいつだからな。解らないはずがねぇ。
19: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/04/11(火) 13:05:51.03 ID:YNtF4pbK0
王馬 「だったらオレが星ちゃん飼うよ!」
『は?』
獄原 「えええっ?!」
20: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/04/11(火) 13:07:25.90 ID:YNtF4pbK0
王馬 「ゴン太の発言から推測すんの面倒だなー」
また体がヒョイっと浮き上がって、何かの上に座らされた。その何かは、王馬の膝の上だった。
しかも、さっきは対面していたから蹴りをかませたが、今度は後ろ向きにして前足の付け根を持ってやがる…引っ掻くこともできねぇ…。
21: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2017/04/11(火) 13:08:32.35 ID:YNtF4pbK0
「…………」
嘘つきのこいつだが“嘘じゃないよ”と言ったときは、本当に嘘じゃなく本気なんだということは解っている。情けをかけるなんてことを、こいつでもするのか。
王馬 「用が終わったらこの部屋の前にでも居てよ。さよなら言わずに出ていかれるのは寂しいからさ」
86Res/113.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20