732: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:29:35.94 ID:Q+V+Oj11o
顎に手を当て三秒ほど考えてから、
733: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:30:34.78 ID:Q+V+Oj11o
ガシャコン!! と一〇〇機のガトリングレールガンの安全装置が外れる音が鳴る。
数多はため息をつき、隣に立つ円周を見て、
734: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:31:41.88 ID:Q+V+Oj11o
ドゴゴゴゴッ!! という連続した爆発の音が鳴る。
木原円周の正面に立つガトリングレールガンが発射された音だ。
音速の三倍を超える速度の砲弾が、毎分四〇〇〇発もの速度で、障害物を食い破りながら襲いかかる。
735: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:32:44.30 ID:Q+V+Oj11o
スクールの二人組。『心理定規(メジャーハート)』と名乗る少女獄彩海美と誉望万化は、少年院の地下三階の通路を駆けていた。
通路にはバタバタと警備兵と思われる男たちが倒れている。通路を走る海美が倒れた警備兵たちを横目に、
736: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:33:54.83 ID:Q+V+Oj11o
誉望「……なんだあれは?」
海美「たしか……あの子は――」
737: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:35:20.86 ID:Q+V+Oj11o
黒夜「…………は?」
738: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:36:36.42 ID:Q+V+Oj11o
黒夜「――つまり、オマエらは私を殺すことが出来る最後のチャンスを無様に失ったっつゥことなンだよッ!! わかったかなァー三下どもがッ!!」
739: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:37:32.41 ID:Q+V+Oj11o
海美は考える。
おそらくこの相手と正面からぶつかって勝つ確率などゼロに等しいだろう。
そもそもそういった戦いは海美が得意とする分野ではない。
740: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:38:09.34 ID:Q+V+Oj11o
『スクール』に雇われている狙撃手、砂皿緻密は建設途中のビルにいた。
磁力狙撃砲を構え、スコープを覗き、何かをじっと見据えている。
741: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:38:53.01 ID:Q+V+Oj11o
ゴシャン!!
742: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:40:06.37 ID:Q+V+Oj11o
????「残念ながら違うよ。というかミサカをあんな幼児体型のおこちゃま趣味と一緒にしないで欲しいよねー」
砂皿「なら貴様は何者だ?」
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