結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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738: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:36:36.42 ID:Q+V+Oj11o



黒夜「――つまり、オマエらは私を殺すことが出来る最後のチャンスを無様に失ったっつゥことなンだよッ!! わかったかなァー三下どもがッ!!」



 ゴパァ!! 黒夜から爆発のような空気の流動が、階段前の広場で巻き起こる。


誉望「ぐっ!?」


 誉望は咄嗟に目の前に念動力によって透明の壁を作り出した。
 四トントラックと正面衝突しても破れない鉄壁の壁を。

 しかし、黒夜の起こした爆風はそれを発泡スチロールのように突き破り、誉望の体を吹き飛ばした。


誉望「――ごぷっ!?」


 背中から壁に叩きつけられた少年は吐血し、そのまま床に崩れ落ちた。


海美「誉望君!?」


 あまりに急の出来事に海美が取り乱す。
 しかし、即座に意識を倒れた誉望から黒夜に移した。
 懐から取り出した銃を構え、銃口を向ける。


海美「……な、なによ、それ……」


 海美は目を大きく見開かせた。
 黒夜の腕が増えていた。比喩ではなく。横腹から左右合わせて二〇本近い数。
 掌は赤子のように小さいが、長さは彼女の腕とそう変わらない。
 色は肌色だが質感はビニール製品のようなもので、いかにも人工物的な光沢を放っている。


黒夜「コイツかァ? そォだな。いわゆる私の第二形態ってところかな? 私のチカラを大幅に増加させることができるね」

海美「気味の悪い姿ね」

黒夜「機能的と言って欲しいねェ」





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