743: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:42:32.31 ID:Q+V+Oj11o
上条当麻はエレベーターの裏にある隠し階段の前に、つまり、結標淡希がいると言われている場所へと繋がる入り口の前で立ち尽くしていた。
744: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:43:17.23 ID:Q+V+Oj11o
上条当麻はその男のことを知っていった。
たった一度しか会ったことはなかったが、しっかりと脳裏に焼き付いていた。
745: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:44:19.01 ID:Q+V+Oj11o
上条は垣根の言いたいことを瞬時に理解した。
それは今の上条がここに立っているという意思を打ち砕くような致命的なこと。
だから、言葉が詰まり、返答をすることが出来ない。
746: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:46:10.30 ID:Q+V+Oj11o
ゴガッ、と上条の鉄拳を垣根は腕をクロスすることで防御する。
その衝撃で垣根の体が二メートルほど後ろへ下がった。
747: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:47:05.67 ID:Q+V+Oj11o
上条「そいつをこっから先へ通さねえことだよ。例え、この体が真っ二つに切り裂かれようが、全身の骨がコナゴナに砕けようが、この心臓が止まって死んじまっても、な」
垣根「……くっはっ」
748: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:47:39.16 ID:Q+V+Oj11o
地下独房前の廊下で一方通行と土御門元春はその場で立ち尽くしていた。
顔をしかめ、ある一点を見つめ、体を微動だにもせず、まるで身動きが取れなくなったように。
その原因は彼らの視線の先にあった。
749: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:48:31.98 ID:Q+V+Oj11o
佐久「よくできました。それじゃあ、お次は――」
750: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:49:16.16 ID:Q+V+Oj11o
土御門「外部組織だと? 馬鹿な」
751: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:50:07.31 ID:Q+V+Oj11o
??『どーもー! 『ブロック』のリーダー佐久ちゃーん? お外にいるお友達と随分楽しいことやってたみたいだねえ?』
752: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:51:05.89 ID:Q+V+Oj11o
麦野「ぎゃははははははははッ!! 全然物事がうまくいかないからって物に当たるなんて、ガキかよこのオッサン!?」
753: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:52:44.26 ID:Q+V+Oj11o
下部組織の一員の浜面仕上が何気ない感じで話しかけた。
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