【デレマス】 偶像ルネッサンス
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71: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:17:03.96 ID:uFnZQdOAo
 
 *

城のように絢爛な社屋、広大な敷地、すれ違う女性たちは皆、菜々も一度は目にしたことのある有名人。
見るもの全てが彼女を圧倒する。
以下略 AAS



72: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:19:08.03 ID:uFnZQdOAo
 
「うん、あんたほど面白いアイドルはそうそういない」
「わ、私は一応真剣なんですが……」
「褒めてるんだよ」
「そ、そうですか……ありがとうございます」
以下略 AAS



73: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:22:13.75 ID:uFnZQdOAo
 
プロデューサーに気づいた少女が、すっくと立ち上がってペコリと一礼する。

「プロデューサーさん、お疲れさまです」
「おう、長富。 新人を連れてきたから、紹介するわ」
以下略 AAS



74: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:23:11.90 ID:uFnZQdOAo
 
「ああやって、自分らしく! っていう感じで立派に活動してらっしゃるのがとっても羨ましくて。 私も見習いたいなって、思っていました」

「……そ、そんな風に思ってもらえてたなんて……ナナ、嬉しいです!」

以下略 AAS



75: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:25:54.25 ID:uFnZQdOAo
 
「それにしても……蓮実ちゃん……とっても可愛らしい名前ですね!」

「私も気に入ってます」

以下略 AAS



76: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:27:52.81 ID:uFnZQdOAo
 
「お、佐藤」

そう呼ばれた女性は、大げさなリアクションでプロデューサーに軽くスキンシップを交わした。プロデューサーの方はというと、躱した、という感じが見て取れた。
意に介さず女性は言葉を撃つ。
以下略 AAS



77: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:31:13.32 ID:uFnZQdOAo
 
「佐藤心で、しゅがぁはーとって呼んでね!しゅがはでもいいよぉ☆ こいつは一年間全く呼んでくれなかったけど! よろしくね♪」

「それは別にいいだろ」

以下略 AAS



78: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:32:56.78 ID:uFnZQdOAo
 
 *

「さて。一通り事務所の紹介も終わったところで、二人が一緒にいる理由はもう分かるよな?」

以下略 AAS



79: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:43:09.65 ID:uFnZQdOAo
 
「細かい計画なんてない。俺がお前らを一緒にしようと思ったのは……面白そうだったから」
「面白そう……」
「二人ともな。 そんでもって、二人にぴったりな目標がある」

以下略 AAS



80: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:49:49.36 ID:uFnZQdOAo
 
「知ってます! すっごく大きなトーナメントのオーディション大会ですよね?」
「そうなんですか?」

プロデューサーが頷く。
以下略 AAS



81: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:53:25.66 ID:uFnZQdOAo
 
がんばってください、とばかりに小さく拍手するちひろとは裏腹に、蓮実と菜々は黙りこくる。
しばらく考えてみたあと、ようやく菜々が口を開いた。

「で、でも……IUって、すっごく厳しい大会なんですよね……ナナたちみたいな新人が、簡単に勝てるとは思えないんですが」
以下略 AAS



82: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:54:02.66 ID:uFnZQdOAo
>>81訂正
「それででいいのか──ってことだよ」

「それでいいのか──ってことだよ」


83: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:56:34.37 ID:uFnZQdOAo
 
「「…………」」

──よくないに決まってる、けど。
ネガティブな反論を押し殺して、菜々は蓮実の顔をちらと覗いた。
以下略 AAS



84: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:04:35.68 ID:uFnZQdOAo
 
「これはお前たちにとっての、『復活』の始まりだぜ」
「『復活』……」

以前、彼に名刺を差し出されたときも『復活』という言葉を聞いたような気がする。
以下略 AAS



85: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:12:04.68 ID:uFnZQdOAo
 
「菜々さん、優勝、できたらいいですね」
「……蓮実ちゃん、意外と肝が据わってるんですね」
「小心者で本番に弱いタイプよりは、長富くらい大らかでドンと構えててくれたほうがよっぽど助かるね」

以下略 AAS



86: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:15:00.59 ID:uFnZQdOAo
 
 *

その日、IU2017のエントリー会場は都内の比較的小規模なホールで行われ、菜々の予想よりは少し控えめな人数がそこには集まっていた。
とはいえこの会場は関東圏内に居を構える芸能事務所からのみやってくるようだったので、
以下略 AAS



87: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:15:57.65 ID:uFnZQdOAo
 
「では、あなた自身の是非今後の意気込みをどうぞ!」

「わっ……」

以下略 AAS



88: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:16:59.23 ID:uFnZQdOAo
 
「…………うぅ、今のは、ちょっと失敗だったかも……?」

「いえ、ナナさんらしくてとっても良かったと思います」
「……ありがとうございます、蓮実ちゃん……」
以下略 AAS



89: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:19:22.74 ID:uFnZQdOAo
 
 *

数日後、IU2017開催決定の報せと共にエントリー会場での様子がインターネット上で放映された。

以下略 AAS



90: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:20:44.67 ID:uFnZQdOAo
ここまで


91:名無しNIPPER[sage]
2019/07/01(月) 08:01:02.92 ID:O7+RsEGBo
続きまだ


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