めぐみん「少し席を外しますね」カズマ「うんこか?」
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1:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:10:44.42 ID:bWrcWJ2t0
カズマ「ごちそうさん」

めぐみん「はい、お粗末さまでした」

始まりの街、アクセルは今日も平和である。
朝起きて、めぐみんが作った朝食に舌鼓を打ち、食後の一服。午前の紅茶は実に優雅だ。
もっとも、朝食とは言ったものの既に早朝とは言えず、だいぶ陽は昇っている。普段通りだ。

屋敷にダクネスとアクアの姿はなく、めぐみんに尋ねると2人は外出したらしい。
ダクネスは領主の仕事と称して、街の子供たちと戯れ、アクアは金がないと嘆き、街の総菜屋でバイトに勤しんでいるとのこと。
これが特筆すべき点の全くない、日常である。

この時間に2人が屋敷に居ないのはいつものことであり、同時にめぐみんと2人きりになれる数少ない機会でもあった。大切にしなければ。

カズマ「なあ、めぐみん」

めぐみん「なんですか?」

カズマ「良く晴れていい天気だし、こんな日は俺と一緒に同じベッドで二度寝しないか?」

めぐみん「文脈がおかしいじゃないですか! 良く晴れていい天気である必要性が皆無ですよ!」

めぐみんの主張はもっともだった。
ついでに言うと、二度寝する気は微塵もない。
同じベッドで一緒に横になりたかっただけだ。

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2:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:13:12.25 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「本当にこの男は、自らの欲望を隠そうともしませんね。いつか本気で襲われる予感をひしひしと感じますよ。自重してください」

カズマ「お前がいつも思わせぶりな言動をして、俺を悶々とさせるからだろ。責任取れよ」

めぐみん「そ、それについては本当に申し訳なく思っています。来たるべき時が来たら、カズマに全てを捧げるので今暫く待ってください。な、何ですかその目は。私は本気ですよ!」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:15:31.91 ID:bWrcWJ2t0
それから暫くまったり過ごし、時刻は昼近く。
そろそろ、めぐみんの日課の時間だ。
昼食前に爆裂魔法をぶっ放して、更地でサンドウィッチを共に食べるのが近頃の習慣だった。

めぐみん「少し席を外しますね」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:17:35.66 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「いい加減にしてください!」

急に声を荒げるめぐみん。何この子、怖い。

カズマ「いい加減に漏れそうなのはめぐみんの方だろ。さっさとトイレに行ってこい」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:23:10.21 ID:bWrcWJ2t0
ひとまず、様子を見ることにした。
茶を啜りながら、めぐみんの動向を伺う。
青くなったり、安堵したり、めまぐるしい。
意を決して立ち上がり、俺と目が合う。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:25:54.55 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「な、何をするんですかっ!?」

カズマ「魔法の訓練だ。いざとなった時に感覚が鈍ってしまったら大変だからな」

めぐみん「だからって何も今やらなくてもいいではありませんか! パンツ返してください!」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:28:25.73 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「うぅ……カズマぁ」

カズマ「なんだい、めぐみん?」

あれから30分程が経過した。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:31:47.80 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「ぐすんっ……私はもう駄目です」

カズマ「だからもう泣くなって! 絶対に俺がなんとかしてやるから安心しろ! なっ?」

めぐみん「本当ですか? 運んでくれますか?」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:38:09.31 ID:bWrcWJ2t0
カズマ「ほら、掴まれ」

めぐみん「すみません、抱き方に要望が」

カズマ「何だよ、こんな時に」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:41:06.84 ID:bWrcWJ2t0
カズマ「本気か?」

めぐみん「この場合、それしかないかと」

カズマ「でも、お前は今、ノー……」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:43:26.68 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「さあ、カズマ。跪いてください!」

カズマ「やっぱり嫌だ! そこで漏らせよ!!」

めぐみん「な、なんてことを言うんですか! さっきまでのナイスガイはどこに行ったのですか!? 頼りになるところを見せてください!」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:47:32.54 ID:bWrcWJ2t0
カズマ「ささ、遠慮せずに早く乗れよ!」

めぐみん「本当に欲望に忠実な男ですね。まあ、女として生まれた以上、魅力を感じて貰えるのは嬉しいのですが……はあ。失礼します」

不平不満を連ねて、ため息をひとつ吐き。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:51:06.67 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「はぅあっ!?」

素っ頓狂な悲鳴をあげるめぐみん。
俺の魔法に仰天した様子。それもその筈。
今の魔法で、指先から水を生み出した。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 21:53:21.68 ID:bWrcWJ2t0
カズマ「め、めぐみん……?」

めぐみん「覚醒の時来たれり」

覚醒すんな!?
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:00:12.04 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「万象等しく灰燼に帰し、深淵より来たれ!」

振り解こうにも、ふとももでガッチリ顔を挟まれているので、逃れることは出来ない。
もがくのをやめた俺は既に灰と化していた。
あーとか、うーとか言いながら息をしている。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:04:16.79 ID:bWrcWJ2t0
バニル「邪魔するぞ小僧! ……おや?」

めぐみんが漏らした、その瞬間。
ガチャリと開け放たれた玄関の扉。
我が家に来訪したのはバニルだった。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:07:25.44 ID:bWrcWJ2t0
バニル「フハッーハッーハッーハッーハッ!」

まるで過呼吸のような笑い声。
無論、悪魔に呼吸は必要ないとは思うが。
人の尊厳を失った俺たちの胸に火が灯る。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:10:23.44 ID:bWrcWJ2t0
アクア「たっだいまぁー!」

ダクネス「いま帰ったぞ」

結局、バニルから悪魔の品を買い取り。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:13:30.43 ID:bWrcWJ2t0
カズマ「ほう、これはたしかに立派だな」

アクア「でしょ? カズマさんのエノキダケよりも何倍も立派だと思わない?」

めぐみん「それはいくらなんでも言いすぎですよ、アクア。カズマはエリンギくらいです」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:16:04.38 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「いい感じに焼き目が付いてきましたね。そろそろ、食べ頃ではありませんか?」

アクア「いいえ、まだよ! めぐみん!」

しばらく、マツタケを炙った。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:19:23.02 ID:bWrcWJ2t0
アクア「おかしいわね」

ダクネス「なあ、アクア。そろそろ諦めよう」

アクア「これだけ炙れば部屋いっぱいに香りが広がる筈なのに、どうしてちっとも匂わないのかしら。総菜屋のおばちゃんに偽物を押し付けられたのかも知れないわね。でも、タダだったのに」
以下略 AAS



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