めぐみん「少し席を外しますね」カズマ「うんこか?」
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20:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:16:04.38 ID:bWrcWJ2t0
めぐみん「いい感じに焼き目が付いてきましたね。そろそろ、食べ頃ではありませんか?」

アクア「いいえ、まだよ! めぐみん!」

しばらく、マツタケを炙った。
めぐみんの言う通り焼き加減は上々。
いい感じに焼き目が付いて美味そうだ。

ダクネス「しかしアクア、これ以上焼いては焦げてしまうのではないか?」

ダクネスのもっともな指摘に、何故か焼き奉行を気取るアクアは人差し指をちっちっと振り。

アクア「マツタケは香りを楽しむものなの。食感や味は二の次三の次よ。部屋中に香りが充満するくらい炙らないとせっかくのマツタケが勿体ないわ。だけどおかしいわね、全然香りがしないわ。私ったら、鼻が詰まってるのかしら」

マツタケ論を語り終え、鼻をかむアクア。
感心するダクネスをよそに、俺たちは慌てる。
ちらりとめぐみんと視線を交わす。
むずむず何やら言いたそうな口元をチャック。
昼間の一件は、決して表沙汰にしてはならん。

ダクネス「部屋いっぱいのマツタケの香りか」

期待に胸を膨らませるダクネスには申し訳ないが、今日この日に限ってはそれはありえない。
理由は単純明解だ。消臭剤のせいである。

ウィズが仕入れた消臭剤は、あらゆる匂いを持続的に消し去る優れものだった。

難点は、良い匂いもしなくなること。
要するに、マツタケの香りも消していた。
俺たちは香りがないマツタケを食うのだ。

それ、なんて罰ゲーム?


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