1:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:42:47.90 ID:ZTyGLDnn0
仮面ライダーエグゼイド×シンデレラガールズSS
ギャグ要素は基本ないです。シリアスな展開。仮面ライダーエグゼイド要素は変身アイテムくらいで別にクロスものというわけでもありません、あしからず
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:43:46.49 ID:ZTyGLDnn0
「うぐっ、げほぉっ」
スーツ姿の男が、大きくむせて尻餅をついた。
彼は先程まで、5メートルは手前にいたはずだった。そして今その場には、赤いリボンが様々に巻き付いた怪物が掌を突き出した姿勢で立っている。
3:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:44:16.26 ID:ZTyGLDnn0
(いや…プロデューサーさん…いや…!)
「ま、ゆ…!」
まゆの心の叫びが、プロデューサーの手に取るように分かった。
4:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:46:07.63 ID:ZTyGLDnn0
「…貴様、何者」
リボンの怪物は数歩後ずさり、怪訝な声を上げた。
「…仮面ライダー」
5:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:47:54.66 ID:ZTyGLDnn0
――――数週間後
「よっし!クリアー!」
「…むぅ、本当にすごいですね紗南さん。私が何度も挑戦してようやく突破したところを、こんなにもあっさりと」
6:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:48:56.12 ID:ZTyGLDnn0
ありすは再び放ったゲーム機を手に取り、側面に刺さっていたカセットを抜いた。
大きなグリップのついたカセットには『パズル&ウィッチーズ』と書かれている。
「紗南さんの持ってるゲーム、貸してくれませんか」
7:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:49:57.14 ID:ZTyGLDnn0
「えっ…ダメですよ!誰かの落し物なんですから、プロデューサーさんに届けないと…」
「ちょっとだけ!お願いっ!」
「…まあ、プロデューサーさんもまだ帰ってきませんし、それまでなら」
8:名無しNIPPER[sage]
2016/11/15(火) 19:50:19.92 ID:o8Ri6RhTo
このスレは南条ちゃんに監視されています
9:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:50:47.30 ID:ZTyGLDnn0
ありすは再び入口へ行き、一緒に落ちていた形容しがたい形状の塊を拾う。
「…ほら、ここに端子があります。差さりそうです」
「…でもこれ、どう見てもゲーム機には見えないよ?」
10:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:52:16.87 ID:ZTyGLDnn0
「…説明書ってわけね」
紗南がニヤリと笑う。
「ちょっと、紗南さん…?」
11:名無しNIPPER[sage]
2016/11/15(火) 19:53:29.55 ID:PYnUNdoJ0
レベル1はぷちデレラ状態なのか
12:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:53:45.35 ID:ZTyGLDnn0
「と、いうか…本当に大丈夫なんですか…?これ、生きてるんですか…!?」
ありすは目を白黒させっぱなしだ。
「う、うん…体は何ともないよ。あ、というかそうだ、ゲーム!これはゲームなんだから…敵はどこだー!?」
13:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:56:05.93 ID:ZTyGLDnn0
「おいそこの!」
紗南はそのまま、オレンジ色の物体を指さし呼びかけた。
「このゲーマーアイドル、紗南が相手だ!」
14:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:58:58.22 ID:ZTyGLDnn0
「私だって知りたいですよ!急に…急にあの、紗南さんが腰につけてるのが入り口に落とされて、それで…」
ありすは咳き込み、頭を抱えた。まだ混乱しているのだ
「クッソ…話はあとで聞く、とりあえず避難だ。おい紗南!お前も!その姿も後で聞く!」
15:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:00:16.10 ID:ZTyGLDnn0
「おい、何言って…」
「おいおい、レベル1で歯向かう気か?」
プロデューサーの言葉をさえぎって、ガンマン風の怪物は腰のホルスターから二丁拳銃を取り出すと、クルクルと弄んだ。
16:名無しNIPPER[sage]
2016/11/15(火) 20:01:48.80 ID:PYnUNdoJ0
ゲームパフォーマーみたいな感じか
17:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:02:38.27 ID:ZTyGLDnn0
「クソ…何がどうなってやがるんだ…ありす、大丈夫か?」
紗南とガンマン怪人の戦いから逃げるように、プロデューサーはありすの手を引いて広場を横切っていく。
「…少し、落ち着いてきました。
18:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:05:04.24 ID:ZTyGLDnn0
「紗南!」
その手には、いつの間にか弓が握られている。
「はぁぁぁ…」
19:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:06:00.48 ID:ZTyGLDnn0
『キメワザ!』
「はぁぁ…!」
わずかな溜め、その後、スロット脇にあるボタンを押す。
20:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:07:32.96 ID:ZTyGLDnn0
「お前…今のどういう事だ。どうなって…」
「どうって…ゲームだよ!新しいの!ほら!」
「今のどこがゲームなんだ…これは没収だ」
21:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:10:27.83 ID:ZTyGLDnn0
「…未央、未央!」
「ん…あれ…?」
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