6:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 19:48:56.12 ID:ZTyGLDnn0
ありすは再び放ったゲーム機を手に取り、側面に刺さっていたカセットを抜いた。
大きなグリップのついたカセットには『パズル&ウィッチーズ』と書かれている。
「紗南さんの持ってるゲーム、貸してくれませんか」
「え?」
「私が得意そうなのでお願いします」
「…うん!いいよ!どれがいいかな〜」
紗南は先ほどの落ち込みようもどこへやら、自分のポーチをゴソゴソと探り始めた。
と、その時だ。
ゴトンッ
「…ん?」
部屋の入り口で、何かが落ちるような音がした。
「何でしょう…?」
「なんか落ちるようなものあったかなあ?」
二人はソファから立ち上がり、入口へ
そこには、なんとも形容しがたい、派手な色をした物体と
「…ゲームガシャット?」
大きなグリップの付いた、先ほどと同じ形状のゲームカセットが落ちていた。
「これ、パズル&ウィッチーズのガシャットですね…私のじゃありませんよ?」
「分かってるよ、こっちは…ゲームセンター14(フォーティーン)じゃん!今日発売の!」
「…確か、14種類のレトロゲームが収録されたガシャットでしたよね」
「うん!私欲しかったんだー!ねえねえ、これやろうよ!」
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