15:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:00:16.10 ID:ZTyGLDnn0
「おい、何言って…」
「おいおい、レベル1で歯向かう気か?」
プロデューサーの言葉をさえぎって、ガンマン風の怪物は腰のホルスターから二丁拳銃を取り出すと、クルクルと弄んだ。
「レベル…?ああ、なるほどこれね」
紗南はベルト中央、ピンク色のレバーに手をかけた。
「くく…戦いはフェアで行こうじゃないか。それがオレの流儀だ」
「へえ、物分かりいいじゃん。じゃ、遠慮なく!」
紗南はレバーを右へと開く。
『ガッチャーン!』
『レベルアップ!』
『2(トゥー)!4(フォー)!8(エイト)!16(シックスティーン)!ゲームセンター14(フォーティーン)!』
開かれたベルトから光と音声があふれ出し、それとともに紗南の姿がギュン!と切り替わる。
以前と同じ頭身に戻り、伸びた腕に、足に、新たな衣装のディテールが組み込まれる。
「さあ、第二ラウンド開始だ!」
「ハハハッ!いいぜェ!」
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