20:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:07:32.96 ID:ZTyGLDnn0
「お前…今のどういう事だ。どうなって…」
「どうって…ゲームだよ!新しいの!ほら!」
「今のどこがゲームなんだ…これは没収だ」
プロデューサーは差し出されたガシャットを取り上げる。
「えっ!?なんで!?」
「なんではこっちのセリフだ!お前は大切な俺の担当アイドルなんだぞ…危険な目に遭わせられるか…!」
「紗南さん」
プロデューサーの後ろから、ありすが顔を覗かせる。
「少し前、プロデューサーさんが、まゆさんを連れてボロボロで帰ってきたの、知ってますよね?」
「ああ…うん…」
「…実はあの時、さっきお前が倒した怪物に似たやつにやられたんだ」
「えっ」
驚きを隠せない様子の紗南、小さく頷くありす
「さっき聞いたんです…だから、プロデューサーさんは、もう二度とアイドルに危ない目に遭わせたくないって」
「あの怪物が何なのか、お前がどうしてあんな姿になってたのか…今はそんな事はどうでもいい、お前らが無事でいてくれなきゃ…俺は困るし、辛いんだよ」
「Pさん…」
「だから、もう二度とあんな真似はするな…だからこれは没収だ」
「…わ、わかった。ごめんなさい…」
「いいんだ…しかし、一体どこの誰がこんなものを…」
プロデューサーはゲームセンター14のガシャットを見つめる。
そんな彼を、遠巻きに見つめるのはひとりの少女。
「…大丈夫さ、すぐにまた、必要になる」
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