17:名無しNIPPER
2016/11/15(火) 20:02:38.27 ID:ZTyGLDnn0
「クソ…何がどうなってやがるんだ…ありす、大丈夫か?」
紗南とガンマン怪人の戦いから逃げるように、プロデューサーはありすの手を引いて広場を横切っていく。
「…少し、落ち着いてきました。
! プロデューサーさん、あれ!」
ありすが戦いあう二人の後方、倒れた人影を指さした。
桃色のパーカー、ハネっ毛。
「あれは…未央!?」
自分の担当ではないが、同じプロダクションのアイドル。
それも、最近で一番人気のユニット「ニュージェネレーションズ」のリーダーを務めるアイドルだった。
「クソ…巻き込まれたのか…?ちょっとここで待ってろありす!」
「えっ!プロデューサーさん!?」
プロデューサーはありすの手をほどき、未央のもとへ走り寄る。
「未央!おい未央!」
「プロ、デューサー…?」
「ああ、あ、いや、お前のプロデューサーではないが」
「へへ…同じプロデューサー、じゃん…」
「おい、しっかりしろ…!どうしたんだ、どっか怪我は!?」
「無い…と思う。でも、体が重くって…」
「待ってろ、安全なところに…」
「おっとお!ソイツは置いていってもらおうか?」
「!」
未央を抱えたプロデューサーの眼前に、ガンマン怪人が立ち塞がった。
「くそ…俺は、もう二度とアイドルを傷つけないって、決めたんたぞ…」
「ハッ!なら守ってみせなァ!うごあ!?」
ピストルを構えたガンマン怪人の腕に、光の矢が突き刺さった。
「あんたの相手はあたしだよ!」
94Res/101.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20