ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:02:06.16 ID:ZxMTaX2QO
「ルシウスさん」
「何かね?」
「ルシウスさんはマグルがお嫌いですか?」

ハリーが尋ねると、ルシウス氏はロンの父親に視線を向けて、このように見解を述べた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:04:17.18 ID:ZxMTaX2QO
「僕はマグルの支配には反対です」

ハリーは引きこもりのダドリーに対して魔法を使わなかった。厳密には使わずに済んだ。
もしもあの時、ダドリーが拒んだら後先考えずに魔法を使う寸前だったことはたしかだ。
そのほうがダドリーのためになるかも知れないと思って、杖を向けたことは間違いない。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:06:35.14 ID:ZxMTaX2QO
「さあ、せっかくですから一緒に写真を撮りましょう。そこの綺麗なお嬢さんも一緒に」

空気が読めないロックハートのおかげで店内はいつもの賑わいを取り戻して、ハリーとそして何故かドラ子は日刊・預言者新聞のカメラマンにパシャパシャ撮影されてしまった。

同じフレームに収まるハリーとドラ子の姿にお似合いだのベストカップルだのと囁かれる中、ひとりの少女だけは認めたくなかった。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:08:27.72 ID:ZxMTaX2QO
「は?」

瞬間、活気を取り戻した店内がまた静まる。
比喩ではなくドラ子を中心として冷気が吹き荒れて、ジニーもハリーもまつげが凍った。

以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:11:45.65 ID:ZxMTaX2QO
「スリザリン!」

新年度が始まったホグワーツで例年通りに帽子により組み分けが行われ、ひとりの少女の番となった時、どよめきが起こった。

代々グリフィンドールの家系のウィーズリーの娘がスリザリンに配属されたのである。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:13:22.89 ID:ZxMTaX2QO
「ドラ様ドラ様!」
「なによ」
「宿題を教えてください!」

ジニーは執念深く、そして健気であった。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:15:26.35 ID:ZxMTaX2QO
「さすがドラ様ですね!」
「まあ、それほどでもあるわ」

ドラ子はこの後輩という存在にどう接するか迷っていたが、褒められるのは悪い気はしない。マルフォイ家ということもあり、どちらかと言えば恐れられているドラ子に付き纏うような度胸のある後輩は他には居なかった。

以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:17:31.22 ID:ZxMTaX2QO
「やあ、ネビル」

さて、ハリー・ポッターはこの頃、湖のほとりで新たな友人作りに精を出していた。

「やあ、ハリー」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:20:39.44 ID:ZxMTaX2QO
「僕の両親は死喰い人によって正気を失ってしまったんだ。君の両親と違って、生きてはいるけれど、それはそれで地獄だよ」

ハリーはようやくネビルが身体を鍛え続けている動機を知り、強い親近感を彼に抱いた。

「そうだったのか……」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:22:58.03 ID:ZxMTaX2QO
「ハリー先輩、少々よろしいですか?」
「やあ、ジニー」

最近、ドラ子が元気ないのでジニーはその原因であろうハリーと少し話すことにした。
ハリーもロンからジニーのことをくれぐれもよろしくと頼まれていたので、こうして話をする機会を得てほっとしていた。
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:26:12.96 ID:ZxMTaX2QO
「ご主人さま?」

ある日の晩、夜中に目を覚ましたドラ子が談話室に灯りがついていたので覗いてみると、ハリーが暖炉の前のソファで寝息を立てていた。

起こさないようにこっそりと隣の椅子に腰掛けて、ハリーの寝顔を独占する。
以下略 AAS



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