ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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18:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:13:22.89 ID:ZxMTaX2QO
「ドラ様ドラ様!」
「なによ」
「宿題を教えてください!」

ジニーは執念深く、そして健気であった。
どれだけ邪険に扱われてもしつこくドラ子に付き纏って、夜遅くまでいろんな話をした。

「ドラ様はハリー先輩にも勉強を教えているなんてすごいですね」
「ふっ。主君に尽くすのは当然よ」

ドラ子はハリーを主君と仰ぎ、ハリーの学校生活をサポートしていた。そのことについてはジニーは素直に感心して尊敬している。

だが、しばらく生活していて疑問を抱いた。

「ドラ様はどうしてハリー先輩に素っ気なく接しているのですか?」
「あら、おチビの癖によく見てるわね」

疑問を口にすると、ドラ子は得意げにプラチナブロンドを指で巻きながら説明した。

「お母様に言われたのよ。ただ尽くすだけが良妻の務めではないと。たまには冷たくして、相手から求められることも重要なの」
「ほほう! なるほど!」

手の内をあっさり晒した色ボケのドラ様はものすごくアホっぽかったが、ジニーはその説明に納得して感心した。たしかに効果的面。

ハリーはこの頃、1年生の時のようにドラ子が親しくしてくれないことに寂しさを覚えているようで、数日に1度、ドラ子に勉強を教えて貰う時にはとても嬉しそうにしていた。


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