ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:02:06.16 ID:ZxMTaX2QO
「ルシウスさん」
「何かね?」
「ルシウスさんはマグルがお嫌いですか?」

ハリーが尋ねると、ルシウス氏はロンの父親に視線を向けて、このように見解を述べた。

「現代において我々魔法族はマグルから身を潜めて生活している。そして厚かましくもマグルは一部の魔法使いから法によって守られている。何故、我々が魔法を扱えないマグルの目を避け、そして奴らを守らねばならんのか、私は常々疑問に感じている」

その疑問にロンの父親が役人として答えた。

「ルシウス。魔法族と非魔法族が険悪となれば双方に甚大な被害が生じると何度も……」
「被害? 被害があるのはマグルだけだ。我々魔法族ははマグルに被害を出さないように大人しくしているだけに過ぎない」
「しかし、マグルの兵器は無視出来ない」
「だからこそ、支配して管理するべきだ」
「我々の価値観は互いに相容れないですな」

ロンの父親とルシウス氏の応酬は平行線を辿り、その間にハリーはダーズリー家での日々を思い出していた。辛く、苦しい毎日。
たしかに、マグルにはどうしようもなく、魔法で支配したほうがいいような存在もいる。

けれど、一概に、全てがそうとは限らない。

「ルシウスさん」

ハリーはポケットからカードを取り出した。

「何かね、この紙切れは」
「この前、マグルの従兄が初めて僕にくれた、バースデーカードです」

ダドリーのように話せばわかる存在も居る。


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