ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2021/05/01(土) 19:59:22.33 ID:ZxMTaX2QO
「お父様がお呼びよ」
「僕、もっと君と話していたい」
「先に挨拶を済ませましょう」
そんな嬉しいことを言ってくれるご主人様には悪いがひとまず父親に紹介するのが先だ。
「お父様、こちらがハリー・ポッターです」
「うむ。ドラ子の父のルシウスだ」
「どうも、初めまして」
「少し、失礼するよ。傷を見せてくれ」
紹介して頭を下げるハリーの額にかかる前髪を、ルシウス氏は蛇を模した杖の柄頭で慎重にかき分けて、その傷を晒した。
「この傷は伝説だ。偉大なる魔法使いを退けたその証拠。そのことをもっと誇りたまえ」
「ヴォルデモートは偉大ではありません」
反論して傷を前髪で隠すハリーに、ルシウス氏は気を悪くした様子もなく諭す。
「あの方を侮るな。君もスリザリン生ならばわかるだろう。あの方は蛇のように執念深く、どこまでも君のことを追い、襲撃するだろう。ポッター、君は備えなければならない。あの方が再び力を取り戻したその時、再び退ける力を身につけなければならない」
どうやらルシウス氏はヴォルデモートの復活を信じているらしく、そして同時にそれを恐れているのがわかった。彼は耳打ちをする。
「ホグワーツを支配するのだ、ポッター」
突拍子もないことを言われて困惑するハリーに、ルシウス氏は夢物語を語って聴かせた。
「あの方に対抗出来るだけの軍隊を作りたまえ。そしていずれ、魔法界を。さらに我ら純血の一族の悲願たる人間界を征服するのだ。あの偉大なる魔法使いを魔法使いを破った君ならば出来る。そしてその時こそ、我が娘を、ドラ子を妃として与えよう」
思わずドラ子を見た。話は聞かれていない。
内容はともかく、景品だけには惹かれた。
とはいえ、自分の娘を景品扱いするルシウス氏のことは好きになれそうもなかった。
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