ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 19:56:53.61 ID:ZxMTaX2QO
「君も本を買いに来たの?」
「ええ、お父様と一緒に」

ドラ子の父親とはどんな人だろうと気になり、店内を見渡すと該当の人物を発見した。

「やあやあ、アーサー! 奇遇だな!」
「これはこれは、どうも……ルシウス」

ロンの父親に声をかけているあの身なりの良い人こそ、ドラ子の父親、ルシウス・マルフォイであるとすぐに察した。
貴族特有の高貴な雰囲気を醸している。

「先日、君のところの子供がやらかしたことはもちろん法に触れることだが、娘が不憫に思ったらしくね。法順守を促す立場としては不本意ながら、便宜を図っておいたよ」
「その節は……どうも」
「気にするな! 我々の仲じゃないか! それはそうとアーサー、聞いたぞ。どうやらハリー・ポッターをホームステイさせているそうじゃないか。今日は彼も来てるのかね?」

人の良さそうな笑みと言葉を口にしているが、あれは間違いなく見え透いた嘘だ。
嘘と皮肉によってロンの父親を口撃しつつ、ルシウス氏は鋭い視線で獲物を見つけた。

「やれ嬉しや、ハリー・ポッター!」

存在自体が衆目を集める大貴族に名指しされたことによって、壁と同化していたハリーの擬態は解けてしまった。どよめきが広がる。


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