ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:04:17.18 ID:ZxMTaX2QO
「僕はマグルの支配には反対です」

ハリーは引きこもりのダドリーに対して魔法を使わなかった。厳密には使わずに済んだ。
もしもあの時、ダドリーが拒んだら後先考えずに魔法を使う寸前だったことはたしかだ。
そのほうがダドリーのためになるかも知れないと思って、杖を向けたことは間違いない。

けれど、それでも、魔法を使わずに済んだ。

「話せば分かり合えると信じています」
「ふん。綺麗事はやめたまえ」
「貴方とも、分かり合える筈です」
「子供の分際で知ったような口を……」
「ルシウス・マルフォイ」

辛抱強く言うとルシウス氏は初めて苛立ちを見せたので反論しようとする彼を見つめた。

「ひっ……」

するとルシウス氏は怯えたように後ずさる。

「ハリー、お父様をあまりいじめないで」
「え? 僕、そんなつもりは……」

気づけば、店内は静まり返っていた。
12歳の少年が大貴族を脅す様子を固唾を飲んで見つめていた。そこに能天気な声で。

「おや? もしや、ハリー・ポッターでは?」

ようやくハリーの存在に気づいたロックハートがヘラヘラしつつこちらに向かって来た。


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