ティア・グランツ「私、もう待つのはやめたの」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:40:50.69 ID:DQhBkFB7O
「あ、あなたが大詠師、メシュティアリカ姫」
「本名は好きじゃないの。ティアって呼んで」
「わ、わかりました……ティアさん」
「さんは要らないわ」

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:42:54.28 ID:DQhBkFB7O
「ったく。父上にも困ったもんだぜ」
「心配しなくても大丈夫。あなたは私が必ず無事に家まで送り届けるわ。だから安心して」
「おばさん、今も戦えんのかよ?」
「ま、またおばさんって……ええ、もちろんよ」
「その無駄にデカい胸、戦闘で邪魔じゃね?」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:44:57.18 ID:DQhBkFB7O
「ありがとう、ガイ。助かったわ」
「なんのなんの。このくらいなんでもないさ」

キラリと白い歯を輝かせるガイ。
しかし、やはり髭が似合わない。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:47:01.06 ID:DQhBkFB7O
「それで、ティアのメロンがなんだって?」
「ガイ! 子供の前よ! やめて!」

悪ノリしたガイが胸の話題を蒸し返した。
メロンと言われればたしかに。ロマンである。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:48:46.42 ID:DQhBkFB7O
「まずはチーグルの森を目指そう!」

ルークは早々とこの旅の方針を定めていた。
レプリカ・ルークと旅路を歩み、彼と同じ経験を重ねて、何を思い、学び、そして何を感じたのかを身をもって体験しようと考えていた。

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:50:06.41 ID:DQhBkFB7O
「ここが、チーグルの森……」

北ルグニカ平野の穀倉地帯であるエンゲーブから北東にしばらく進むとチーグルの森に着く。
ダアト教会が崇める始祖、ユリア・ジュエと契約を結びし聖獣が住うこの森は、人の手が入っておらず、まさしく原生林であり、鬱蒼と木々が生い茂っていた。巨木を見上げていると。

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:53:27.03 ID:DQhBkFB7O
「やあやあ。これはこれは。皆さんお揃いで」
「ジェイド! 来てたのか!」
「久しぶりですね、ガイ、ティア」

ミュウをつれてチーグルの森を出ると、そこには見上げる程巨大な軍艦が停泊しており、その甲板上に2人の人物がこちらを見下ろしていた。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:59:11.75 ID:DQhBkFB7O
「あんたがマルクトのカーティス中将か」
「おや、私の名をご存知とは物知りですねぇ」

レプリカ・ルークのようになるべく尊大に接してみたが、ジェイドは飄々として掴みどころがなく、早くもルークは苦手意識を覚えた。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:02:33.84 ID:DQhBkFB7O
「アニス、彼の様子はどう?」
「心配しなくてもぐっすり寝てるよ」

艦橋に戻ってきたアニスに真っ先に尋ねたのはティアであり、アニスはジトっとした目で。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:05:10.35 ID:DQhBkFB7O
「ノエル、準備はよろしいですか?」
「はい、中将閣下。いつでも離陸可能です」
「ノ、ノエル、あなた何故陸艦に……?」
「お久しぶりです、ティアさん。そのご質問は、答えるよりも実際に見た方が早いかと」

以下略 AAS



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