4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:42:54.28 ID:DQhBkFB7O
「ったく。父上にも困ったもんだぜ」
「心配しなくても大丈夫。あなたは私が必ず無事に家まで送り届けるわ。だから安心して」
「おばさん、今も戦えんのかよ?」
「ま、またおばさんって……ええ、もちろんよ」
「その無駄にデカい胸、戦闘で邪魔じゃね?」
なるべくレプリカ・ルークに近い言動を心がけて、ティアの豊満な胸を揶揄うと睨まれた。
「ルークはあれでも紳士だったわ」
「あぅ……ご、ごめんなさい」
「あ、謝っちゃうんだ……かわいい」
本物のレプリカ・ルークを知るティアに駄目だしされてしょぼくれているチビルークのあまりの可愛さに気が緩んだその時、魔物が現れた。
「うわぁっ!?」
「不覚! 避けて!?」
サイノッサスの牙に貫かれる、その間際。
「ガイ様、華麗に参上!」
「師匠!」
ルークが習っているアルバート流剣術の師匠である、口元に蓄えた髭が致命的に似合わないガイこと、ガイラルディア・カラン・ガルディオス辺境伯が颯爽と登場し、魔物を斬り倒した。
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