82: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 22:56:47.41 ID:3l3UqrgJ0
「そろそろ結末を見越した方がいいと思うんだけど」
83: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 22:57:24.16 ID:3l3UqrgJ0
ん?
んんっ?
84: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 22:57:50.54 ID:3l3UqrgJ0
「……日の出まで動きが無ければ、乗り込もう」
85: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 22:58:17.71 ID:3l3UqrgJ0
――――――
86: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 22:58:47.48 ID:3l3UqrgJ0
光は、その奔流を止めることなくページからあふれ出ている。
家が、きしきしと音を鳴らしはじめる。その音は、次第に轟音となり地面を揺らし始めた。
俺は、慌てて外に出た。
87: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 22:59:14.44 ID:3l3UqrgJ0
遊び人の魔法が、ゴーレムの右腕を完全に凍らせる。
ゴーレムは気にする様子もなく、その右腕を遊び人のいる方向へと振るう。
88: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 22:59:41.94 ID:3l3UqrgJ0
「あちゃー、距離が遠すぎて、ナイフの軌道を読まれちゃってる!」
89: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 23:00:11.03 ID:3l3UqrgJ0
不可抗力だ。
わざとじゃない。
触ったんじゃなくて、鼻先が当たっただけだ。
90: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 23:00:42.29 ID:3l3UqrgJ0
「パンツ見たでしょ」
「……覚えてません」
91: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 23:01:09.52 ID:3l3UqrgJ0
ふう、見たか諸君。これがネゴシエーション、勇者の交渉術というものだ。
女性の乳に触れ、パンツを拝むという最大のリターンを、酒を驕るという僅かなコストだけで成し得てみせたぞ。
なんだ、女と言うものは意外にチョロいもんだな。勇者の職を辞したら、第二の人生をナンパ師として送るのもいいかもしれない。
92: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 23:01:36.60 ID:3l3UqrgJ0
――――――
「ねえー、勇者ぁー。起きてよー」
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