遊び人♀「おい勇者、どこ触ってんだ///」
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84: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/08/28(火) 22:57:50.54 ID:3l3UqrgJ0


「……日の出まで動きが無ければ、乗り込もう」


もし、今日まであのあばら家に人の出入りが無かったのが、連絡員がずっと中に潜んでいるからだとしたら、この強襲はきっとうまくいくだろう。
長時間、あの小さい小屋に身をひそめるというは、肉体的にも精神的にも相当きついはずだ。どんなに強い魔物だろうと、体調が悪ければ力を発揮できない。
それに明け方というのは、生物が最も油断する時間だ。魔物とて、例外ではあるまい。

そうだな、裏の窓を遊び人に押さえさせ、俺が扉から……
俺は、拙いながら少しでも強襲の成功率を上げようと、ふと、あばら家へと視線を向けた。


「……あ」


「どうしたの?」


「あばら家に灯りが灯っている」


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