モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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52: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:46:53.91 ID:glNSs2qCo

 上を目指すのは悪いことではない。
 だが上を目指さず、空さえ超えて最果てに思いを馳せることは、身の丈に合わないのだ。

「お前の悩みは、お前自身で折り合いつけやがれ、ってんだ!!!!」
以下略 AAS



53: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:47:39.23 ID:glNSs2qCo

「огонь(発射)!!!」

 大量の素霊は、アナスタシアの指示ひとつで一斉に動き出す。
 躊躇などない。
以下略 AAS



54: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:48:19.42 ID:glNSs2qCo

 隊長にとっての真の敵は別にある。

 ずきりと体を蝕む痛み。
 隊長にとって、唯一肉体に傷を付けているのは『外法者』の呪いである。
以下略 AAS



55: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:49:06.43 ID:glNSs2qCo

「бессмыслица(無駄です)」

 だがその結晶杭は上空のアナスタシアの元にたどり着く前に霧散する。
 もともとアナスタシアの能力で作り出した杭である。それを消滅させることは容易に可能だ。
以下略 AAS



56: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:50:08.97 ID:glNSs2qCo

 すでにこの空間の空気は隊長の支配下にある。
 空気の分子さえ超能力で固定してしまえば動けるはずはない。

 隊長は制止した結晶槍に足をかける。
以下略 AAS



57: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:50:45.64 ID:glNSs2qCo

「数が足りないのなら、力を上げればいい。

力を上げて足りないなら、その数を増やせばいい。

以下略 AAS



58: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:51:32.63 ID:glNSs2qCo

「繰り返す時間なんて、与えん」

 空中に固定されているアナスタシアにかかる一つの影。
 空気はまだ固定されているため、視線だけを上向ける。
以下略 AAS



59: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:52:39.45 ID:glNSs2qCo

 しかし、見下ろす隊長にとって予想外の方向から声が聞こえる。
 それと同時に足場にしていた結晶が消失し、今度は隊長が自由落下を始める。

「チッ……どういう、ことだ?」
以下略 AAS



60: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:54:09.53 ID:glNSs2qCo

「アー……あり、ました。

あった。ある……あれなら、やれる」

以下略 AAS



61: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:55:52.77 ID:glNSs2qCo

 世界のあらゆる循環には素霊が関わっている。
 風はさることながら、気温、天候、果てには世界に満ちる魔力の流れにまで素霊の動きは影響する。

 今、この周囲数キロにわたる素霊がこの場に集約され、結晶として蘇生されようとしている。
以下略 AAS



62: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:56:48.43 ID:glNSs2qCo

 収束した結晶は、その姿を完成させる。
 氷山は逆さにそびえ立ち、空を台座にして鎮座する。

 アナスタシアがこの場において目についた、最も巨大で、最も破壊力を出すことのできる物体。
以下略 AAS



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