284: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:28:32.73 ID:PfMOWZim0
こちらも果南さんのお陰で、スーツの装着が終わったところだ。
果南「あとは緊急時用の携行ボンベと、携行ライトは……よし。……フィンを付けて、ボールベルトにボールを付け替えて……ダイビングマスクを首に掛けて……レギュレーターは潜る直前だね」
285: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:30:10.59 ID:PfMOWZim0
果南「そんじゃ、全員準備出来たね! 行くよー!」
侑「は、はい!」
286: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:30:54.69 ID:PfMOWZim0
透き通るような青の世界を漂っていると、まるで自分が海に溶けているのではないかという錯覚さえ覚える。
その非日常感に胸がドキドキする。それと同時に──歩夢にもこの景色を見せてあげたい。そんな気持ちが私の胸を過ぎる。
287: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:31:27.99 ID:PfMOWZim0
🎹 🎹 🎹
288: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:32:14.14 ID:PfMOWZim0
侑『フィオネ? どうしたの?』
私はラプラスから離れ、フィオネの傍に泳いで近寄る。
289: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:32:57.29 ID:PfMOWZim0
衝撃で発生した水流に流されそうになったところを、曜さんのラプラスにキャッチしてもらう。
侑『あ、ありがとうございます……』
290: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:33:39.91 ID:PfMOWZim0
そう言う曜さんとラプラスの周囲では、タマンタが高速で泳ぎまわっている。
そして、高速軌道をしながら──
291: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:36:58.77 ID:PfMOWZim0
果南『侑ちゃん! 行くよ!!』
侑『わっ!?』
『ブイ!!?』『フィオ〜!?』
292: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:37:50.01 ID:PfMOWZim0
タマンタはそれを掻い潜り、きりもみ回転しながら突っ込んでくる。
曜『く……! 当たらない……! ダダリン! “てっぺき”!』
293: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:38:46.96 ID:PfMOWZim0
曜『あの2匹はなんかすごい技使ってるから速いってこと!?』
善子『いや、タマンタは違う。体毛がないもの』
294: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:39:30.05 ID:PfMOWZim0
そのときには既に、タマンタの頭上に──大きな黒い影が降ってきていた。
曜『“アンカーショット”ォッ!!!』
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20