和久平八郎「怖くないのか?」青島俊作「正義を盾にしてますから」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 20:51:40.69 ID:qO16CCyLO
「おい、なんだこの荷物は?」
「それが、誰も知らなくて……」
不審そうな和久に同調する形で青島も首を傾げて、中身が一体何なのか気になっていた。
開けてみようかと思ったが、本店、つまり警視庁の室井慎次が湾岸署の刑事課を訪れた。
以下略
AAS
3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 20:54:33.21 ID:qO16CCyLO
「この荷物、和久さん宛てですよ」
「俺に? 誰からだ?」
「袴田課長からです。マッサージチェアって書いてますよ。みなさーん! 注目ーっ!!」
そろそろ退勤間際といった頃合いで、方面本部長の息子である真下正義が刑事課に置かれた大きな荷物に興味を示して、袴田課長から和久宛てのプレゼントだと判断。吹聴した。
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 20:56:29.44 ID:qO16CCyLO
「なんだ。なんの騒ぎだ、これは」
「あ、袴田課長!」
そこで送り主の袴田課長が現れて、刑事たちの盛り上がりはピークに達した。和久は上司である袴田課長に対して感謝の意を伝えた。
以下略
AAS
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 20:58:01.50 ID:qO16CCyLO
「和久さん……落ちついて聞いてください」
「なんだよ、改まって」
「動かないで」
「だから、なんだよって……ぐえっ!?」
「動かないで!!」
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 21:00:11.56 ID:qO16CCyLO
「てめぇら、覚えてろよ……今度お前らに何かあっても絶対助けてやんねえからな!!」
一目散に逃げた仲間たちに怨嗟を口にする和久は手近な場所にいた青島だけはしっかり掴んで離さなかった。とんでもないじじいだ。
「すみれさん、何してんの!?」
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 21:02:01.92 ID:qO16CCyLO
『椅子に座っても安全ピンを抜かなければ爆発しません』
『安全ピンは抜くな』
山部の解説を室井はそのまま伝えたのだが。
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 21:05:11.01 ID:qO16CCyLO
「俺も動けなくなっちゃいました」
「なにをやってんだよ……」
「どうしてこんなことになっちゃってんの」
「昔取り調べした山部って男が、俺に報復するために爆弾椅子を送りつけてきたらしい」
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 21:07:13.63 ID:qO16CCyLO
「ああ、くそっ」
「大丈夫ですか?」
しんみりしたのも束の間、和久が青い顔をして唸り始めた。恩田すみれが老体を気遣う。
てっきり持病の腰痛が辛いのかと思いきや。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 21:09:19.48 ID:qO16CCyLO
「和久さん。気持ちはわかりますが、爆発物処理班が来るまでもう少しの辛抱ですから」
「お前に俺の気持ちがわかるのか?」
「わかります」
「嘘つけ。肛門がもう若い頃とは違うんだ」
「嘘つきました。わかりません」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 21:10:26.51 ID:qO16CCyLO
「いや〜生きてるって素晴らしい!!」
その後、爆発物処理班が到着して無事爆弾を解体して解放された青島は凝り固まった身体を伸ばしつつ、生の実感を噛み締めていた。
「青島くん、青島くん」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/29(木) 21:11:42.11 ID:qO16CCyLO
「頼むぞ、警察を……なんてな」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ〜っ!
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
以下略
AAS
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