和久平八郎「怖くないのか?」青島俊作「正義を盾にしてますから」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/29(木) 21:02:01.92 ID:qO16CCyLO
『椅子に座っても安全ピンを抜かなければ爆発しません』
『安全ピンは抜くな』

山部の解説を室井はそのまま伝えたのだが。

「あの……抜いちゃいました」

室井は目の前が真っ暗になる。だがしかし。

『抜いても椅子に座ってさえ居ればレバーを押さえたままなので爆発しません』
『聞こえたな?』
「はい、わかりました」

そこは弁えていた青島が、真下の提案で安全ピンを元の位置に戻そうと手榴弾を固定しているワイヤーに指をかけたその時、山部が。

『ワイヤーに触れてはいけません。ワイヤー同士が接触して電圧に変化が生じると、信管に直接電力が流れて爆発する仕組みです』
『ワイヤーに触るな』
「…………………………」
『触っちゃったのか?』
「……はい」

状況はみるみる加速度的に悪化していった。


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