和久平八郎「怖くないのか?」青島俊作「正義を盾にしてますから」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/29(木) 20:58:01.50 ID:qO16CCyLO
「和久さん……落ちついて聞いてください」
「なんだよ、改まって」
「動かないで」
「だから、なんだよって……ぐえっ!?」
「動かないで!!」
「なにすんだ、このやろう! なんだよ!?」

立とうとする和久を慌てて押し留めつつ青島はなるべく冷静に見たままの事実を伝えた。

「和久さんの尻の下に手榴弾が……」
「……なにぃ?」
「わ、和久さんの背中のところに手榴弾があって、それが尻の下まで繋がってて、たぶん立ったら爆発します……」

静まり返る周囲。和久は青島に静かに問う。

「じゃあ、なんだ。俺のケツの下に、爆弾があるってのか……?」

瞬間、凍りつく空気。それを理解すると同時に、刑事課のフロアから一斉に刑事たちが逃げ出して、和久と青島だけが取り残された。


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