和久平八郎「怖くないのか?」青島俊作「正義を盾にしてますから」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/29(木) 20:56:29.44 ID:qO16CCyLO
「なんだ。なんの騒ぎだ、これは」
「あ、袴田課長!」

そこで送り主の袴田課長が現れて、刑事たちの盛り上がりはピークに達した。和久は上司である袴田課長に対して感謝の意を伝えた。

「課長、わざわざ悪かったね」
「なにが?」
「和久さんへのプレゼントですよ」
「誰から?」
「袴田課長からですよね?」
「なんで?」

話が噛み合わない。首を傾げる和久の代わりに周囲が質問をぶつけるも、当の袴田課長はまるで知らぬ存ぜぬ。惚けてる様子はない。

「なんで私が和久さんに椅子を買ってやらにゃならんのだ」

しげしげと椅子を眺めつつ、身も蓋もないことを口にする袴田課長は照れ隠しで言っているようには到底思えない。青島が、気づく。

「和久さん。ちょっと、すみません」
「なんだ、どうした青島」
「ちょっと……」

マッサージチェアの裏側にガムテープが貼られていて、気になって剥がしてみると、それはあった。ワイヤーで固定された手榴弾が。


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