576: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:16:56.29 ID:EQdefISBo
第一〇学区にある閉鎖された研究施設。
有刺鉄線に巻かれ錆びついた鉄柵に囲まれており、敷地内は整備されていないのか雑草がところどころ生い茂っている。
正門には『関係者以外立ち入り禁止』の看板がでかでかと番線で括り付けてあった。
577: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:19:17.57 ID:EQdefISBo
一方通行「ここがヤツらの巣かァ? アハッ、害虫駆除と行くかァ」
578: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:22:53.81 ID:EQdefISBo
一方通行(駆動鎧……!?)
579: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:24:49.71 ID:EQdefISBo
一方通行(チッ、ヤツらあと何機居やがるッ!? 四機いたっつゥことはもっと居てもおかしくねェっつゥことだ)
580: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:26:43.22 ID:EQdefISBo
第一〇学区のとあるマンション。その中の一室に大勢の人影があった。
リビングに当たる部分には武装した男たちが一〇人以上。
その隣にある部屋に男一人女二人の三人組がいた。
熊のような大男、佐久が携帯端末を片手に電話の向こうの相手に喋りかける。
581: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:28:58.87 ID:EQdefISBo
閉鎖された研究施設の地下にあった工場のような場所。
その中の一角で一方通行は息を荒げながら立っていた。
582: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:32:04.68 ID:EQdefISBo
一方通行(空間転移をするためには何らかの条件があって、それを満たせなかったから避けられなかった、ってことか?)
583: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:34:48.08 ID:EQdefISBo
一方通行(コイツらのテレポートは能力によるモノじゃなく機械によるモノ。この床のあちこちにあるパネルが全部繋がっていて、そのパネル間を自由に転移できるっつゥヤツだ)
584: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:37:31.79 ID:EQdefISBo
初春「――この状況を打破する方法、一つ思いつきました」
585: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:39:11.67 ID:EQdefISBo
代償。
その重苦しい言葉を聞き黒子は息を飲み込んだ。
586: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:41:23.57 ID:EQdefISBo
初春「何と言いますか、上条さんのことを見ていると、その、私にでも何かできることがあるんじゃないか、って思いまして」
黒子「……貴女、もしかしてあの腐れ類人猿のことが……!?」
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