567: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 22:56:38.90 ID:EQdefISBo
初春「ちなみにこの矛盾映像から結標さんの行動を分析してみたところ、どうやら今ちまたを騒がせている研究所襲撃犯が結標さんっぽいんですよね」
上条「えっ、結標がそんなことを!? なんでっ!?」
568: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 22:59:00.74 ID:EQdefISBo
とある高層ビルの中にある一室。
テーブルといくつかのイス、観葉植物が数本置いてあるだけの簡素な部屋。
暗部組織『スクール』の複数ある隠れ家の中の一つ。
569: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:01:05.96 ID:EQdefISBo
海美「あら? 垣根じゃない。別に。ただ誉望君とお仕事の話をしていただけよ?」
垣根「へー、そうか。スピーカーにしてどういう状況になっているのか話せ」
570: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:03:13.49 ID:EQdefISBo
海美「進捗状況はあまり良くはないわね」
ショチトル『どういうことだ? こちらが送ったツールとやらを使ってはいないのか?』
571: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:05:43.63 ID:EQdefISBo
第一〇学区にある廃工場。
錆びついた機械や中身のない埃のかぶったコンテナが積まれているところから長い間放置されていることがわかる。
人一人いないそんな廃墟に一台の白いバンが入ってきた。
572: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:07:18.23 ID:EQdefISBo
円周「……うーん、ここをどーんってやってかーんって感じでやればいけるかなあ?」
573: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:09:49.42 ID:EQdefISBo
櫻井通信機器開発所。一般的には通信機器の開発をしていると公表されている施設だ。
一〇階建てのビルを、しかも一号棟と二号棟の合わせて二棟をそのまま与えられていることから、この研究機関の大きさが伺える。
その付近に一台の黒塗りのワンボックスカーが停車されていた。
574: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:12:58.06 ID:EQdefISBo
初春「――ッ!? こ、これは」
575: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:14:16.58 ID:EQdefISBo
ふんっ、と鼻息を荒げ両手ガッツポーズを胸辺りに持ってきてやる気アピールをする初春。
明るく見せているが内心焦りやプレッシャーに苛まれていることに、黒子は何となく察していた。
576: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:16:56.29 ID:EQdefISBo
第一〇学区にある閉鎖された研究施設。
有刺鉄線に巻かれ錆びついた鉄柵に囲まれており、敷地内は整備されていないのか雑草がところどころ生い茂っている。
正門には『関係者以外立ち入り禁止』の看板がでかでかと番線で括り付けてあった。
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